概要
あらすじ
山内寛治(木田佳介)は尾上五郎(近藤廉)、佐藤公平(上田弘治)たちと
半グレ集団の一員として活動していた。
ある日、チャイニーズマフィアと川西組の拳銃取引のネタを聞きつけた寛治たちは
取引に使う金を強奪する計画を企む。
寛治たちは現金強奪に成功して喜んでいたが、
逃げる途中でチャイニーズマフィアに捕まってしまった。
生きて帰ることが出来ない絶体絶命の寛治たちを助けたのは
拳銃取引を邪魔されった川西組若頭・前島恒義(友和)だった。
なぜ、前島は寛治たちを助けたのか?そこには意外な理由が隠されていた・・・!!(引用:youtube)
キャスト・スタッフ
木田佳介 近藤廉
上田弘治 税所篤彦 友和
淺野潤一郎 贈人 小坂正三
佐藤聖之 尾崎泰弘 麻木貴仁
菅田俊脚本:貝原クリス亮
監督・ガンエフェクト:浅生マサヒロ
発売元:アドバンス
販売元:オールイン エンタテインメント
(C)2020アドバンス(引用:youtube)
ストーリー
夜道、車中で仲間たちと大金手に入れはしゃいでいるところ撃たれる→((数年後))→血が出るひと悶着→若頭刺され、闇医者に診てもらう→事務所に話つけにいく→梅原組に依頼されていた半グレ始末される→寛治、組長から梅原暗殺命令→((数年前/回想))チャイニーズマフィアとの取引に割り込み、金強奪→車、襲撃をうけ拉致拷問寸前→川西組(前島)に助けられる→寛治、川西組に単独乗り込み→仲間の無事、確認→お蕎麦シーンと前島への思い→((現在へ))寛治、盃を返し破門(鉄砲玉となる)→暗殺準備(過去の仲間と会ったり、)→寛治VS五朗→寛治、梅原組長を……
⇒2へ続く。
登場人物
川西組
組長:川西
若頭:前島
組員:山内寛治
梅原組
組長:梅原
若頭:久瀬
組員:尾上五郎
その他
武器商人:山崎薫
堅気:佐藤公平
(※作品内、表記違う気がする?)
ココが好き!
【神棚】:川西組事務所
【久瀬と五郎が話している路地】:新宿区一丁目36
【梅原組の車のナンバー】:川崎300 ね16-12
ドンパチ!
血でます。チェンソーちらつかせてくる。
そして、殴る蹴る~~!!
後半に発砲あり。
寛治VS五郎
もう少し激しく、やりあってほしかったですが(個人的希望)。
五朗「撃てよ。俺が間違っているってことを証明しろよ」
結局、命は取らずに足を撃つ。
前島のカシラ
前島「ガキは黙ってろ」
助けに来て、日本刀のところ良いですね~~!
基本ずっと寝ているので、カッコイイシーンが「助ける~食事の面倒まで」しかないです。
寛治くん、事務所の前~殴りこみまでキャンキャン吠えていたのに、事情や前島さんの人柄を理解したら従順になっちゃう~~!
ちなみに、お蕎麦を食べている寛治くんは、左利き。
4人の考え
公平:「もう悪いことはできねぇってことだな」
五郎:「悪いことすんのには、力が必要ってことだよ」
薫:「正確な情報と必要な道具だ」
寛治:
「俺は、前島さんに命を預ける。(~~略~~)
気合とか根性とかそういうんじゃねぇ、俺は人としてあの人には敵わねぇ。それに俺らの命を助けてくれたのは、あの人だ」
もうコリゴリな公平くんは、カタギになる。
他3人は、裏社会継続。
破門状
謹啓 晩夏の候 御尊家一統様には益々御精~~
の段大至極に存じ上げます元川西組 舎弟 山内 寛治 三十歳
右の者令和元年六月二十四日付を~~
~~たので御通知申し上げます。
薫と!
薫「道具屋なんてやってたら、ろくな死に方出来ねぇよな」
五郎「おまえ、悪やってんのに天国行けるなんて、夢見てるのかよ」
→薫、振り切れているか、振り切れていないのか……割と気になったセリフ。
(フラグなのか、何でもないただのセリフなのか?_?)
ハンドガン講習
薫「5発中1発……褒められた数字じゃねぇな」
寛治「練習したら上手くなれんのかよ」
薫「どうかな? もともとこの手のハンドガンは護身用だよ。狙撃ならライフルを使うべきだ」
寛治「じゃあライフルくれ」(略)
薫「だが、このハンドガンでも命中精度を上げる手段がある。背後の死角から距離ゼロで撃つことだ。だったら、ナイフでもいいって話だけどな」
こういうシーン好きです。
公平と!
部屋もパスポートも、寛治の為に用意してきた「友達だから」
(なお、公平は警察に目を付けられて、部屋をガサ入れされている。)
(奥さんもいるのに。寛治が友達だから、やってる!)
公平「おまえも五郎も薫もまだ友達だろ?」
寛治「そうだな」
公平「おめぇも五朗もヤクザになっちまうし、薫もなんか変な商売やってるしよ。滅多に会えなくなったけど、まだダチだよな」(略)
公平「海外から帰ってきたら、また4人で遊ぼうぜ!」
寛治「遊ぶって……いい大人が何すんだよ」
公平「キャンプだよ! な、魚釣りしてバーベキューしようぜ」
つつつ、つらい。
公平だけが、昔みたいに4人で遊びたいなーって思ってる。
だけど、他3人はそれぞれの道を行ってしまってる。
インドア派なのに、キャンプ誘うってのは、
そこまでしても4人で遊びたいって思ってるのです!!( ;∀;)
言ったところで、実現されないけど、こういうのをストレートに言えるって良い!
だけど、もう二度とあの頃には戻ることはないのです!!決して!!!
哀しい。切ないね。
4人でとった写真が、いまだに残ってるのがより寂しい。
五郎と!
五郎くんは、梅原組に入るそうです。
五郎
「けど、この街で金と権力を持ってんのは梅原組だ。梅原に入って出世して、金と力を手に入れる。出なきゃ虫けらみたいに踏みつぶされちまう」
「恩を返すとか、身体を張るとか、極道は綺麗ごとだけじゃ済まされねぇだろ!!」
ああああ、灰皿を吹っ飛ばさないでえええ!!!(※作品上の演出です)
前島さんけなされて、寛治は激怒。
五郎「俺とおまえ、どっちが正しくて間違ってたか、証明してやるよ」
五郎くんは、五郎くんで成り上がりたいわけで、仕方ないです。かつての友が対立する組同士、という構図が良いですね。口では「やります」とか言うてますけど、本音はどうなのかな??
こっちも使い捨てまん
久瀬
「組長守るか、ダチと殺し合うか、それとも逃げるか。おまえの極道としての器量が試される」
五郎「試すまでもありませんよ。寛治が銃向けるなら、撃ち返すだけです」
川西組もだけど、梅原組も、若いのを使い捨てにする気まんまんです。
鉄砲玉
闇医者「今度はおまえが狙われる番だ。おまえやカシラみたいなヤクザの運命は決まってる。いいように利用されて、使い捨てにされるだけだ」
寛治「それでも俺はやります。使い捨てでも構いません。カシラの仇はぜってぇに獲ります」
闇医者「鉄砲玉ってのはな、行ったきり戻ってこねぇんだ」
やさしいお言葉。ちゃんと聞きましょう。
止めたい公平と邪魔するな薫
公平の家に勝手に入ってくる薫
薫「ダメだろ、サツにチクっちゃあ。寛治がパクられちゃあ一円も金になんねぇ。寛治が鉄砲玉すれば、失敗しても成功しても金になんだよ」
公平「薫!!」
「寛治と五郎のやり合いを邪魔はさせねぇ!」ってことで、むっちゃ殴ってくる薫。
公平は、二人が殺し合いして欲しくない、死ぬよりは逮捕された方がマシだと考えている。
⇒「薫くんが一番やばい奴なのでは……?」説。
一番ドライで分かりやすいけど、この人にはもう友情とか無いのでは?
それとも、金に執着する何かがこの人にはあるのか?
好きなセリフ!
【川西】「梅原の命、とってこい。前島やられて黙ってちゃあヤクザじゃねぇだろう」
【尾上】「俺らまともなことやってちゃあ、這い上がれねぇんだよ。学歴も何んもねぇくせに、前科だけはついてんだからなぁ」
【山崎】「金がなきゃ人間扱いされねぇ、金さえあれば大抵の無理は叶う」
【蕎麦屋店主(闇医者)】「そんな物騒な話、店の中ですんじゃねぇよ。営業妨害だ」
【寛治】「命を救ってもらった恩は、他では返せねぇ」引用:ヒットマン
まとめ
主人公が若いのでどうかなー?だったけど、良かったです!
2へ続く前提なので、過去がどうとか、4人のエピソード多め。
ぶつかり合いは、ラスト10分です!
ドンパチのやり合いを見るというよりは、
「かつて仲間だった人たちが、それぞれの立場で今やるべきこと、そして心情」
をしみじみ感じる作品。
「友情って何? そもそも友達って、なんなのでしょうか?(哲学&哲学)」
そんな気持ちになります。
哲学したい時に、この作品を思い出すかもしれない。
もう二度と、あの頃には戻れないのです~~~!!!!(叫び)