| 極道の紋章レジェンド | |
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極道の紋章レジェンド 第二十一章
断熱圧縮現象
【津浪事務所】津浪、前崎
津浪「宇宙船が大気圏に突入する時、高温をなして真っ赤に燃える」
前崎「ああ、映画でようみますね」
津浪「なぜ高温になると思う?」
前崎「それは、空気の抵抗を受けて摩擦で熱を持つんちゃいます?」
津浪「断熱圧縮現象ということや」
前崎「断熱圧縮?」
津浪「宇宙船はすごいスピードや。そのため先端の空気は急激に圧縮されて熱を帯びる」
前崎「押しつぶされたおかげでエネルギーが生まれるんですね」
津浪「困難や障害は人も強くする。……芝村は正しい」
前崎「まだ身体がしんどいのに、会長にはムリさせてしまいました。期待に応えんと」
鳥の歌 (スペイン・カタルーニャ民謡)
- 津浪が演奏していた曲
鳥の歌 (スペイン・カタルーニャ民謡)
津浪「スペイン内乱をフランコ政権に1番抑圧されてた地域や」
前崎「征服されたんですか?」
津浪「そこの生まれの世界的なチェリスト、パブロカザルスが94歳の時、国連に招かれて演奏してスピーチした。私のふるさとの鳥たちはピース、ピース、ピースと鳴くんだと」
前崎「鳥たちが平和を願っとったと?」
津浪「おお、人間も同じことや」
前崎「平和と自由を勝ち取るための戦いやったんですね」
津浪「しかし、戦いは想いだけじゃできへん」
前崎「そうですね、その想いのために、実際命を懸けて戦うもんが必要ですね」
津浪「我々の戦いも、戦いが目的ではない」
極道の紋章レジェンド 第二十二章
月面着陸
【津浪事務所】津浪、前崎
津浪「日本が月面着陸に成功したのは知っとるやろ?」
前崎「はい、ニュースでみました」
津浪「かつては米ソの独占の宇宙開発だった。今ではどこの国も力をいれとる」
前崎「宇宙の覇権争いちゅうわけですな」
津浪「宇宙には限りない可能性がある」
前崎「なんや、宇宙戦争が起きかねませんね」
津浪「莫大な予算と、高度な技術が必要となる」
前崎「そうでしょうね」
津浪「しかし、一番大事なのは失敗を恐れぬ決断力や。……新垣に任せてみろ」
前崎「いや、しかし……」
津浪「おまえには自分で行くつもりやったろうが、代行になった以上義真会を守らんとな」
前崎「わかっとります」
津浪「島谷の度胸と、新垣の慎重さは必要や。……トップに立つ以上人心掌握は大事や」
近日予定
極道の紋章レジェンド 第二十三章
トップダウン説、ボトムアップ説
【津浪事務所】津浪、前崎
津浪「銀河がどうして出来たかっていう、二つの説がある」
前崎「二つ、ですか」
津浪「一つは大きなガス雲が分裂してできたという、トップダウン説。もう一つはもともとあった星がお互いに引き合って出来たという、ボトムアップ説」
前崎「トップダウンか、ボトムアップかですか」
津浪「ああ、しかし科学では証明されとらん」
前崎「なんや、わしらの世界に通ずるもんがありますね。離合集散で組織ができる」
津浪「はたから見れば、強固な組織でもいつ分裂するかわからん」
前崎「はい。わしも経験してますんで」
津浪「外に飛び出した連中が一番危険や」
前崎「捨て鉢でしょうからね」
近日予定
極道の紋章レジェンド 第二十四章
隕石のスピードは、秒速30キロ
【津浪事務所】津浪、前崎
津浪「大きな隕石が降ってくれば、地球は壊滅する」
前崎「よう、映画で見ますね」
津浪「それを避けるためには、どうしたらええと思う?」
前崎「いや、ミサイルで撃ち落としたらええんちゃいます?」
津浪「まあ、撃ち落とせればな」
前崎「無理なんですか?!」
津浪「以前、ロシアに落ちた隕石のスピードは、秒速30キロや」
前崎「秒速30キロ…」
津浪「大気圏に突入する前に、発見したとしてもギリギリか間に合わんし、今のミサイルじゃおっつかん」
前崎「ほなもっと早く発見するか、ミサイルの速度を上げるか」
津浪「遠くから向かってくる隕石を発見するのは難しい」
前崎「発見した時には、遅いちゅうわけですね」
津浪「そや」
前崎「厄介やな」
津浪「わしらの敵もそうやろ」
前崎「…………」
津浪「はっきり分かってる敵なら、それなりの対応はあるが」
前崎「わからん敵が急に襲ってきたら、混乱しますね」
津浪「問題は、いかに早く察知して対峙するかということや」
近日予定







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