第7話 「一航戦なんて、大ッッキライ!」
吹雪
「私のミスです。旗艦なのに、みんなに的確な指示を出せなくて、本当にすみません!」
「なんかね、口喧嘩ばっかりしてるけど、加賀さんと瑞鶴さんって、いつかすっごく良いコンビになるんじゃないかって、勝手に思ってたんだけどなあ。やっぱり無理だったのかな、私に旗艦なんて」
「ありがとう、睦月ちゃん、夕立ちゃん。やっぱり友達って嬉しいね」
「やれます!」
「夕張さんたちには先行してもらいます。あくまで念のためですから。大丈夫だと分かれば全速で追いつきます!」
「はい。二段索敵でおねがいします、確実を期したいんです」
「頑張ってください、艦載機さんたち」
「私たちの作戦目標はあくまで棲地MOです。お二人にはまだたくさんお仕事をして頂かなくちゃいけませんから」
加賀
「いえ、遭遇戦になったのは事故のようなもの。そこで出過ぎて被弾したのは私の失態です。面目次第もありません」
「勘違いしないで。あなたがあの無防備な態勢で被弾したらおそらく轟沈していたわ。でも、私は被弾箇所を選べたし、それで沈まずに耐える自信もあった。それがたとえ五航戦でも、提督な大事な戦力を失うわけにはいきません。私はあの絶望的な瞬間に見えたわずかな希望に賭けただけ。そして勝ったわ」
「でも、それほど驚くことではないのかもしれません。だって、みんな優秀な子たちですから」
翔鶴
「加賀さん、瑞鶴を守ってくださったこと、本当に感謝しています」
「私は瑞鶴と一緒に出撃できて、本当に嬉しいのよ。一航戦のみなさんが出撃できない今こそ、私たち五航戦が頑張らなくてはね。さあ!いくわよ、瑞鶴!」
「索敵は根気の勝負。慌てたほうが負けよ」
「瑞鶴は本当に加賀さんと仲良しになったのね、私も嬉しいわ」
瑞鶴
「カッコ、つけないでよ。あんたは私の代わりに被弾したんじゃない。1番悪いのは油断して出過ぎた私なのに、どうして責めないのよ!」
「ま、戦闘そのものは旗艦のくせに勢いで突っ込みすぎたりで、ちょっと、っていうか、かなーり危なっかしいけどねえ」
「あ~あ、加賀に見せてやりたかったな。私たち五航戦の艦載機が、敵の空母を撃破したところ!」
「翔鶴ねえ。スコールに入ろう、そしたら向こうも追ってこれない」
「大丈夫。永遠に続くスコールはない、必ず切れ目がある。その一瞬があれば、発着艦は可能だよ」
「きっとチャンスはくる。信じよう、翔鶴ねえ」
「もし、ダメでも最後に一矢報いてみせる!」
大井
「きれいな海と空。まるで私と北上さんの行く末を祝福してるようね」
「チッ、空のくせに空気を読まないなんて」
「だから旗艦にしてあげてるのよ。本当は北上さんのほうが似合うのに」
北上
「いやあ、残念だけど大井っち、ちょっと雲行きあやしいよ?」
「ま、大井っちと一緒なら嵐でも安心だけどね」
金剛
「大丈夫デース!ブッキーは自分がやることの意味をちゃんと理解してる子ね!」
「サーチアンドストライク!先に見つけた方の勝ちですか」
睦月
「私もそう思うよ。だって吹雪ちゃん頑張ってたもん、私も夕立ちゃんも知ってるし、きっと私たちなんかより第五のみんなのほうがもっといっぱい気づいてるよ」
夕立
「そうだよ。じゃなきゃあの、すっごいクセものっぽい人たちなんて、速攻解散してるっぽい!」
長門
「そう緊張するな、提督はおまえをけん責するために、呼ばれたのではない。逆に、あのメンツをよくまとめていると褒めておいでだ」
大淀
「作戦目標は、棲地MO。本鎮守府には空母機動部隊と、攻略支援部隊の出撃命令が出ています」
「ワレ、サンゴ諸島海域にて、敵機動部隊と遭遇。空母ヲ級を一隻大破、一隻轟沈!」
第8話 「ホテルじゃありませんっ!」
吹雪
「私、砲撃も航行も苦手だったでしょ。だから今の鎮守府に来る前はほとんど実戦に出してもらえなくて。でも、だから、みんなと海に出たいって、毎日思ってた」
「分からないけど、艦娘だったらみんなそう思うんじゃないかな」
「大和さんは戦艦なんだよ。ホテルの支配人じゃないんだよ」
「海は素敵です。みんなと一緒に海に出るのは、とても素晴らしいですよ。大丈夫です、今なら誰もいないし」
「あっさり~しじみ~はまぐりさーん」
「大和さんの言ってること、立派だと思います。でもやっぱり、私、我慢できないんです。私も海に出られなかった時期があるから分かるんです。だから……」
加賀
「でも、頑張ったわ」
瑞鶴
「へんなこと、しないでよね!」
赤城
「噂では46センチ砲を装備していると聞いたことがあります」
「それどころか、その存在を隠すため、他の艦娘と海に出たこともないと言われています」
「ちゃんと褒めてあげるなんて、さすが加賀さんね」
翔鶴
「仕方ないわ。それぞれの部隊で五航戦の誇りを持って戦っていきましょう」
大和
「大和型1番艦、大和。推して参ります」
「ホテルじゃありません!」
「吹雪ちゃん、大変言いにくいのですけど……お腹がすきました」
「私だって艦娘です。みんなを守るために存在しています、だからホテルみたいって言われると、寂しくもなります。でも、今は仕方ありません。来たる日までここで精いっぱいがんばります。だから、もう大丈夫です、ありがとう」
「みんなで海へ行くってこんな風なんですね。一人で行くのとは大違いです」
「私がやってみます。…………大丈夫、責任は私がとります」
「敵機捕捉!三式弾装填、仰角最大、全主砲、薙ぎ払え!」
「金剛さん、大和ホテルじゃありません。私は大和型1番艦大和です」
長門
「戦術的勝利。戦略的敗北……か」
「補給路が伸びきってる以上、拠点MO攻略は必須だ。態勢が整い次第、再度攻略に向かうことも提督に進言する」
「最重要艦なだけに、ダメージを受けて大量な資材を消費することは避けたい」
「カワイイでちゅね~~私だって好きであんなこと言ってるんじゃないでちゅよ~本当はこんな…………聞いてか?」
陸奥
「どうするつもり?MO攻略して補給路を確保、この前進基地に戦力を結集し、FS作戦を進める、という目論見だったはずだけど?」
「大和はあの装備を積んでいることもあって、資材と燃料の消費量が破格で、運用が難しいのよ」
第9話 「改二っぽい?!」
吹雪
「大規模改装ってすごいんだね。前までと姿も全然違うもんね。足もスラーっとしたし、背もすごく大きくなったし」
「ですよね。それに私たちの目的は、深艦棲艦を倒し、海を奪回することですもんね」
「特型駆逐艦吹雪、幸せであります!」
「ばかだなあ、私。みんな頑張ってる、みんなみんな頑張ってる、自分のために、みんなのために」
睦月
「そんなことないよ!だって、この前の戦いでも、活躍したんだよ。みんな、スゴイって言ってたもん」
「本当だよ!睦月、本当にスゴイって思ったよ!吹雪ちゃんの努力と勇気!見習わなきゃって!」
「がんばれ、吹雪ちゃん」
夕立
「よりどりみどりっぽい~」
「たしか12.7cm連装砲B型改二とか言ってたっぽい」
「でも、本当に夕立でいいの?どうしよう、夕立、主力艦隊になっちゃった~!」
「はっ! 深海棲艦に悪夢、見せてあげる!」
川内
「特型駆逐艦が第五遊撃部隊の旗艦になった頃から、あの子、練度を上げたいって、朝練習するようになってさ」
「頑張っている姿を見て、自分も努力しなきゃって思ったんだって。同じ駆逐艦として、水雷魂忘れちゃだめだって」
雷
「わ、わたしに任せなさい。えーと、破ぁーー!!」
赤城
「練度は練習の内容や、状況によって変化しますし、大規模改装は可能になる条件も各艦によって様々。気にしてもしょうがありません」
「その通りです。努力に憾みなかりしか。吹雪さん、あなたは頑張っていますよ。腐らず続けていけば、必ず結果はついてくると思うわ」
「がんばりなさい」
大和
「そうですね、私もまだ経験がないのでよく分からないんですけど。一般的には戦闘経験を積んだことによる高い練度が必要と言われています」
長門
「まず、駆逐艦夕立。……明日から第一機動部隊へ転属を命ずる」
「FS作戦成就に向けて、これから戦いは更に激化していくことが想像される。常に準備は怠らないように」
「分かっている、ただもう一度提督に伝えてほしい。今であればMOの攻略は可能だと」
「手薄になった防衛線を突破されたか。深海棲艦の機動部隊がそこまでするとは、まさか提督はこの動きを察知して戻れと?」
「幸いみんなの協力もあり、鎮守府復旧のめどが立った、この後、工廠、港などが使用可能になり次第、敵機動部隊への攻撃を開始する!」
「提督は今現在も行方不明、しかしここに提督の残した作戦指令書が見つかった。作戦と共に、ここに提督の言葉が書かれてある。駆逐艦吹雪!…………提督からの言葉を伝える!改になれ!」
大淀
「一二一五より、爆撃を受けたようです」
第10話 「頑張っていきましょー!」
吹雪
「頑張る!私、必ず改になってみせる!」
「司令官、見ててください。私がやっつけちゃうんだから」
「まだ、大丈夫。倒すことができれば……きっと、きっと」
「誰かの役にたつこと。どんな些細なことでもいい。みんなの役に立ちたいの」
「絶対、いなくなったりしないから。約束するから」
「やります、やらせてください!」
「だめ!私、赤城先輩の護衛艦になりたいの。誰かの役に立ちたいの。……お願いします、もう一度、もう一度」
「司令官。私、赤城先輩の護衛艦になります!」
睦月
「吹雪ちゃん、だめー!!」
「よかった、よかったよお」
「そんなの、どうでもいいよ。吹雪ちゃん、轟沈するところだったんだよ!……だめだよ、あんなことしちゃ。轟沈したらもう戻ってこれないんだよ、戦うことも歩くことも、みんなとお話することも、何も、できなくなっちゃうんだよ。今回もできないまま、海の中に消えちゃうんだよ」
「私、もうイヤなの。如月ちゃんみたいに吹雪ちゃんがいなくなったらって、思ったら!もうあんなの、イヤなの!」
夕立
「こうなったら素敵なパーティー始めるしかわね」
川内
「少しは気持ち、考えてあげないとね」
神通
「至急、この海域から離脱します」
「仕方ありません。三水戦、戦闘用意!」
那珂
「写真は鎮守府を通さなきゃだめ!」
「もう!しつこいんだから!」
赤城
「以前、提督に言われたことがあるんです。私の随伴艦は私がきめなさい、と」
「いきますよ!立ちなさい、あなたのこれまでの努力はそんなものではなかったはずです!……私は知っています、海上を進むことすらままならなかったあなたが、悖らず、恥じず、憾まず。いかに前を向いてここまで来たか、あなたならできるはずです!!立ちなさい!」
「よくがんばりました。上々ね、すぐ工廠へ行きなさい」
「吹雪さん、約束通り、次の戦いの随伴艦はあなたにお願いします。引き受けてくれますね」
加賀
「珍しい。あの子が赤城さんを見つけて、そのまま行ってしまうなんて」
「赤城さんの意思は尊重したい。けどあなたは私にとって、いえ連合艦隊にとって、決して欠くことのできない一航戦の正規空母。吹雪さん、あなたに赤城さんを守る力があるのか試させてほしい。無理だというなら、今ここで辞退して」
「それでは赤城さんの護衛艦を務めさせるわけにはいかないわ。もう一度」
「早くたって、それとも諦める?」
大井
「空気読みなさいよ!そこの海に沈めるわよ!」
長門
「そうだ。提督はおまえを大規模改装させるために、鎮守府に呼び戻した。おまえが次の戦いに必要になる、どうしても欠くことはできない。そう仰っていたのだ」
「我が連合艦隊の総力をもって、棲地AFを攻略、敵の機動部隊を誘引し、これを撃滅せよ」
「任務はあくまで、棲地AFの特定だ。すでに北方海域と南西海域には別の部隊を偵察に出している。鎮守府に爆撃を行った機動部隊は敵の主力部隊であることは間違いない。近づけば必ず動きがあるはずだ」
「いや、なぜ提督はあの艦を選んだのかと思ってな」
「特型駆逐艦の一番艦ではあるが、装備、機動性において特に秀でたものはない。大規模改装が行われたところで、劇的な変化は望めないはずだ」
「ばかな、ただ疑問に思っただけだ」
「指令書に残された棲地AFは、MIと断定する!」
「私にも分からない、ただ指令書にも書かれているのだ。『駆逐艦吹雪がこの作戦の鍵となる』とな」
陸奥
「妬いてるの?あの子に」
「提督はきっと気まぐれなのよ、あなたを秘書艦に指名するくらいなんだから」
「焼きもち焼くのも悪くないわ、私だって妬いてるのよ。自分の大切な子を秘書艦にした提督に」
第11話 「MI作戦!発動!」
吹雪
「赤城先輩。私、この鎮守府が大好きなんです。睦月ちゃんや夕立ちゃん、三水戦の川内さんたち。金剛型のお姉さんたちや、第五遊撃隊のみんな。暁ちゃんたちや高雄さんたちや最上さん、間宮さんに利根さん、島風ちゃん。そしてもちろん、赤城先輩。この鎮守府にきて、みんなすごいなって!みんな素敵でかっこよくて、私もみんなの仲間にこの鎮守府の本当の仲間になりたいって。そう思ったんです、だからやっぱり、私が頑張れたのは皆のおかげで。だからやっぱり、ありがとうございます!!」
睦月
「安心して行ってきて。二人が帰ってくるこの場所は、絶対守るから」
赤城
「何かがささやくのです。私たちをある方向へと常にいざなう何か。まるでかつて起きたできごとを再び繰り返させようとしているかのような。長門さん、あなたはそんな大きな流れにも似た何か、定めのくびきのようなものを感じたことはありませんか?」
「思い過ごしかもしれません。でも、もし本当にそんなようなものがあるなら、私は…………私はその運命に抗いたい!」
「誇るべきなのは、たゆまず努力し続けたあなた自身。私はただ、ほんの少し手を貸しただけに過ぎません」
「(提督がこの小さな駆逐艦にどんな光を見たのか、それは分からないけれど、確かなのは私はこの眼差しに応えなければならないということ。私を慕う後輩たちの、ともに戦う仲間たちの信頼に。打てる手は打った。もう迷わない、それが定めだと言うなら、打ち砕いてみせる!私は一航戦赤城なのだから!)」
「勝ちましょう、吹雪さん」
「勝つためには主力部隊と私たち機動部隊が密に連携しなければなりません。だからこそ、あなた方にお願いしたいのです」
「第一機動部隊!一航戦、二航戦に命じます!艦載機を爆装!飛行場姫への攻撃を開始します!」
「わかりました!残りの機体も爆装させ、飛行場姫攻撃に向かわせましょう!」
「どうして、こんな事態だけは避けようと。……なのに」
「…………やっぱり、抗えないの。……運命には」
加賀
「進みましょう、赤城さん。大和隊との合流のために、数艦を残し、私たちは索敵を続けながら先行すべきです。敵に発見されたら全て終わりですから」
長門
「これより明日、実施されるMI作戦の艦隊編成を発表する。まずは作戦の要となる、第一機動部隊から一航戦赤城、加賀。二航戦飛龍、蒼龍。護衛として戦艦金剛、比叡。重巡利根、筑摩。雷巡北上、そして駆逐艦夕立、吹雪」
「また、攻略の主力艦隊だが、本鎮守府から戦艦榛名、霧島。雷巡大井が、トラック島から出撃する大和を旗艦とした艦隊と合流することになっている」
「さらに本作戦には、攻撃目標が棲地MIであることを敵に悟られぬよう、陽動部隊を棲地ALに向けて出撃させることも含まれている。AL作戦には他の鎮守府から、隼鷹と龍驤が参加する。この2艦の軽空母と共に、重巡那智、軽巡球磨、多磨。駆逐艦暁、響、雷、電。以上だ。他の艦娘たちには鎮守府及び近海域の警備に当たってもらう、諸君の見当を期待する!」
「実をいうと、暗号名AFが棲地MIを指すと判断した時、まったくと言っていいほど迷いがなかった。なぜかそこだと分かったし、今もそれが合っていることに疑いはない。私たちは絶対に棲地MIに向かわなければならないと、そう思ったんだ。まるで何かに突き動かされるように」
「陸奥。時々どうしても考えてしまうんだ。我らは一体、何のために存在してるのだろうな」
「諸君!ついにこの時が来た。いよいよMI作戦が発動される。我々にとって、これはかつてない規模の大作戦となる。今後の我がほうの戦い、全ての帰趨を決すると言っても過言ではなかろう。本作戦の目的は、敵の空母機動部隊を戦うことにある。そのために棲地MIを攻撃目標とし、ここを攻撃することで敵の機動部隊をおびきだし、撃破する。この作戦は提督の意志だ!その想いは常に我ら艦娘とともにある。諸君!暁の水平線に勝利を刻むのだ!」
第12話 「敵機直上、急降下!」
吹雪
「だめです!そんなものに負けちゃダメです!みんなが私たちの勝利を信じて待ってるんです。私、司令官に初めて会った時に言われたんです、ここから始めようって。何もないところから、全ては始まるんです!何にも捉われず立ち向かわなきゃダメです!それが全てを変えるんです!」
「何かを変えるには、決められた何かに抗うのにはそれしかない。長門さんはそのことに気づいて。すごいです」
「司令官は仰いました。敵機動部隊を叩き、棲地MIを攻略せよと」
「分かりません。でも、敵の主力空母は3杯。そんな気がするんです」
「でも、静かな海を取り戻すには」
「おかえりなさい、司令官!」
赤城
「一撃。いえ、それに至る今までの全ての行動でこの子は変えてしまった。私たちが必死に抗おうとしてできなかった何かを。この子は一体……」
「これが力……」
「この戦いがいつ終わるのか、どうすれば終わるのか。それは誰にも分からない」
「変えたのです。定めのくびきに抗い、変わるはずのない何かを。私たちは変えたのです」
大井
「両舷合わせて80門の魚雷は伊達じゃないわ。海の藻屑となりなさいな!」
北上
「二人合わせて片舷40門!」
瑞鶴
「きっとヘマをする空母が1杯や2杯いるかと思ってね。持ってきた」
大和
「MI攻略旗艦、大和!推して参ります!」
「やっとこの時が来ました。ずっとずっと悠久の昔から、私はこの時を待ち望んでいた気がします。皆さんの手をとりあい、戦うこの時を。左舷砲声用意!三式弾装填、第一、第二主砲斉射!!」
「砲戦用意!両角合わせ、全砲門発射用意、てぇーー!!」
「感じませんか、まだ何か強い力が働いていることに」
「そうです、私がここに遅れてしまったのも、新たな敵が現れたのも、まるでかつてあったものをあった通りにしておこうとする力。退却したら、その力はより強くなるような気がするんです」
「ここで撃ち破らなくてはいけない。私たちを縛り付けている何かを」
「これより全艦、鎮守府に帰投する!提督が待ってるぞ」
長門
「その通りだ! 怯むな! 運命に抗うということは簡単なことではない!しかし、だからこそ価値がある!成し遂げる意義がある! 艦隊!この長門に続け!」
「よし!みんなよく頑張った!これで変える!全艦、砲撃用意!てぇーー!!」
「駆逐艦吹雪!夕立、最上、川内、神通、那珂とともに、敵空母を撃沈せよ」
「戦って勝つしかない」
「全砲門、構え!てぇーーーー!!」
大鳳
「提督からの伝言です。敵機動部隊を殲滅せよ、繰り返す、敵機動部隊を殲滅せよ。それがMI攻略の、いやこの戦いに勝利する唯一の手段だ」
大淀
「聞えますか、鎮守府、全艦隊、全艦娘に告げます!提督が、提督が鎮守府に着任しました!」
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