※「素敵だな!」と思ったものを。
- 2017年:幼女戦記 1期
- 2019年:劇場版 幼女戦記
- 2021年:砂漠のパスタ大作戦
幼女戦記 1期
第1話 ラインの悪魔
ターニャ・デグレチャフ
「聖徒よ、主の恵みを信じよ。主は我々をお見捨てにならず。我が祖国の敵を撃ち滅ぼす力を、与えたまえ!」
「無駄口を叩くヒマがあったら、生き残るために最善を尽くせ」
「我々は軍人だ。上がやれというのであれば、完遂するのみ」
「強制送還だけで済むのだ。ありがたいと思え。我が軍に命令違反をする士官候補生は必要ない」
「軍隊とは組織。組織に必要なのは規則!以上だ」
「軍衣をまとった以上は、祖国に貢献を成す。帝国には無能な兵士を養う余裕など無い」
「いや、間に合わなかったのは遺憾だが、既に敵の照射圏内。給料分の仕事はせねばなるまい」
「貴官らはシュワルコフ中尉と合流して援護にあたれ。私が先鋒で3個小隊をつぶす、残りは君たちのものだ。全くサラリーマンもつらいものだな」
「告げる。諸君らは帝国の領域を侵犯している」
「ここは我らが空。我らが故郷。汝らが祖国に不貞を成さば容赦なく排除する!それが我らの使命!」
「応えよ、帝国を、我らが祖国を、なぜ諸君らは犯さんと欲す」
「空間座標、把握。各目標の乱数回避軌道、算出。チャンバーへの魔力充填、正常。友軍に告ぐ、衝撃に備えよ」
「主よ。信心無き輩に祖国を侵されるのを救いたまえ。遥か道の果て、約束された地にいたらん」
「聞かなくても自明だろう。動かないトーチカなど砲兵にとって格好の的。死にたがっていた奴らにはちょうどよい」
ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ
「そっか。安全な後方に送るなんて」
「中隊長殿! 志願します! 私も救援任務に志願します!」
「なんて愛国心の強い御方だ!」
エーリッヒ・フォン・レルゲン
「あれは、幼女の皮を被った……化け物です!」
ハンス・フォン・ゼートゥーア
「報告によれば、当軍の部隊は半数が溶けた。ライン戦線はさながら地獄らしい」
クルト・フォン・ルーデルドルフ
「白銀の二つ名。銀翼突激賞の叙勲者か。この若さでエースとは驚きだな」
第2話 プロローグ
ターニャ・デグレチャフ
「他に道はない、それだけです!」
「これから貴様らを教育してやることになるが、うじ虫どもに期待などしておらん。だが、少なくとも絶望はさせるな!」
「どうした?えびのようにピクピク痙攣して、豚の餌にでもなりたいのか? このうじ虫どもめっ!」
「5分前行動もできない無能を祖国のために間引くことが分からないと?」
「ふむ、私にいかなる印象を抱こうとも自由だが、上官への反抗には厳罰を持って処すべきだな」
「貴様のアホな骸骨を切開して規律というモノを叩きこんでやろう!」
「軍人としての役割を果たしているだけです。部下の統制は士官の義務ですから」
「協商連合による瀬戸際外交のツケがこれか。戦争の覚悟も無く、越境など帝国ならありえんな」
「了解、……せいぜい足掻いてみせましょう」
「たった一人で戦場の主役とは、なんたる光栄!死ぬにはいいというが、全く最高に愉快!」
「表向きは奮闘しつつ、自然な形で戦線を離脱。これが生存と保身を優先させる最善の方法……のはずだった」
アンソン・スー
「分かっている、だが砲撃の観測手なら話は別だ」
創造主 / 存在X
「やはり貴様には信仰心が欠如しているようだな」
「私は、人々を輪廻に戻し転生させる存在。だが、貴様は例外としよう」
「つまり信仰を失った原因は、科学が進んだ満ち足りた世で、社会的な強者で、追い詰められてないからだな?」
「貴様の言う、過酷な状況に、放り込めば、信仰も、目覚めるのだな?」
第3話 神がそれを望まれる
ターニャ・デグレチャフ
「軍人の職責は兵器を扱うことで、欠陥品のご機嫌取りではありません!」
「(天才とマッドは紙一重というが、対話すら成立しないとは)」
「不都合を生じる可能性があるものは、いつか必ず不都合を生じます、究明な法則でしょう」
「やはり主体的な行動あるのみだな。形而上の存在にすがるなど、所詮は無能のやることだ」
「生憎、神とやらにすがるほど追い詰められてはいないので」
「奇跡など、観測と体系化が不十分ゆえの錯覚。いうなれば……素晴らしき勘違いです」
「Deus lo vult 神がそれを望まれる」
「あ、悪質するマッチポンプ。どこまでくそったれなんだ!」
「神の奇跡は偉大なり。主を称えよ、その誉れ高き名を」
「最前線に呪われた宝珠とは、存在Xに禍いあれ!」
アーデルハイト・フォン・シューゲル
「君が集中力を欠くからだろう。それでも軍人かね?」
「理論上は動くのだ! 君こそどうしてまともに動かせない!」
「科学の進歩に犠牲はつきものだよ。もちろん君だけでなく、私もここを動かない」
「科学者たるもの探求に忠実であるべきだろう」
「私は昨夜、天啓を受けてね。天意のアイディアとともに神の声をきいた。発明の神が舞い降りたのだ。……今や敬虔な信徒だよ。少尉、君も神に会ったことがあるのだろう、我らが神に祈れば必ずや願いは叶う! でなければ、二人して殉教だ!!」
「いい機会であろう、共に神へ祈ろうではないか!」
「やはり、主はおられた。Deus lo vult、神がそれを望まれるのだ」
ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ
「神様っているんだなあ……」
イーレン・シュワルコフ
「なにはともあれ、貴官の武運を祈ろう。神は常に我らと共に」
創造主 / 存在X
「貴様こそまるで進歩がないようだ」
「なぜ、創造主を称えん。昔は語りかけるだけで人々は神を崇め、時には人間側から呼びかけすらあった」
「今後、貴様を宝珠を使うたび神への祈りを唱えずにはいられない。やがて貴様の心も信仰に満たされるであろう」
第4話 キャンパス・ライフ
ターニャ・デグレチャフ
「前線を離れ、すでに半年以上が過ぎた。いまだ血と硝煙の匂いが鼻の奥から消えないが、私は、今嬉々として学問に励んでいる」
「いついかなる時に、自分の存在意義を賭すやもしれぬ装備であり、日頃から備えておかねば安堵できないからです」
「これは尊厳の問題であり、敵の存在を再確認する必要行為だ。あの存在Xを撃ち殺す好機がいつ訪れるかもしれん。好機への備えは怠るべきではないし、怠ることなど不可能!」
「私の父は軍人でした。……母にも捨てられ、孤児となった私には軍隊以外の道などありませんでした」
「大尉殿。あなたは優しい方だ、理性的でなにより良識がある。……でも、だからこそ狂気の幕が開ける前に後方に下がるべきです」
「生きることも戦いなのです、娘さんを戦場に送らないためにも」
「精神的に無防備になった相手を説得すべき、そう主張したファシストは悪魔的天才だな」
マクシミリアン・ヨハン・フォン・ウーガ
「ライフルに、新聞、あいかわらずだな。まさに軍人の鑑だ」
「中尉を見ていると、ふと思うのだ。自分の娘も戦争に行くとこになるのだろうかと、な。可愛い盛りの子供を戦場に送るなど、どうかしている。そうは思わないか?」
「国際上の義務は果たした、仕事にかかるとしよう!」
ハンス・フォン・ゼートゥーア
「中尉。貴官は人を選びすぎるとも聞く、能力を疑うわけではないが、あまり良い風評ではない。留意しておけ」
「子供を戦争に送る、か」
第5話 はじまりの大隊
ターニャ・デグレチャフ
「(優秀すぎる副官も問題だな)」
「ふ、知らんな。目の前のことも見えぬ無能など原隊送りが当然だろう」
「では妥当性のある基準設定の見直しと、再教育の時間が必要です」
「本日をもって、貴様らは無価値なうじ虫を卒業する。これより貴様らは帝国軍魔道師である! 戦友の絆に結ばれる、貴様らのくたばるその日まで、軍は貴様らの兄弟であり、戦友だ! これより諸君は戦地に向かう! ある者は二度とも戻らない、だが肝に銘じておけ、そもそも帝国軍人は死ぬ! 死ぬために我々は存在する! だが帝国は永遠である! つまり、貴様らも永遠である! ゆえに帝国は貴様らに永遠の奮戦を期待する!」
「戦争だ! いや戦争のようなシロモノの始まりだ」
「大隊各位、行動を開始せよ。連中に戦争とはどういうものか、文明の鉄槌叩き込んでやれ!」
「帝国へようこそ、ご入国の目的は? ビザはお持ちですか?」
「ビザはお持ちではない、では捕虜としてのご入国を希望されますか?」
「連中は1世紀前のパラダイム。今なお二次元に生きているらしい」
「我々は戦時国際法を無視する野蛮な集団ではないのだぞ。人道主義者が定めた法律通り、敵の工廠だけを破壊し、避難勧告も出さねばならん」
ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ
「3個師団、ですよ。常々思うのですが、少佐殿の感性は少々……」
第6話 狂気の幕開け
ターニャ・デグレチャフ
「元々、即応の遊撃大隊ではあるが、参謀本部は我々を馬車馬並みにこき使うらしい。さぞ大きなキャロットが用意されているだろうな。とは言え、ただで飯が食えるほど馬という生物も恵まれてはおらん」
「ただし、諸君らのノルマは足止めだが、べつに私を待つ必要はないぞ。全て倒してしまっても一向に構わん」
「火と鉄の試練をくぐる機会が与えられたと、誇りたまえ。我々の戦いは他の列強諸国に、ひいては世界に覗き見られている。国威のためにも失敗は許されん!」
「この状況で背を向けるのは無理か、敵前逃亡扱いされてはかなわん。給料分の仕事はするとはしよう」
「お相手は鈍重な鉄の塊。ダンスを踊れるとは思えんな」
「主よ。我が祈りを聞き、我が願いに耳を傾け、天上の世界から鉄槌を下したまえ」
クルト・フォン・ルーデルドルフ
「7万の兵で60万を蹂躙か。痛快だな」
創造主 / 存在X
「喜ばしいことだな、……この世界の誰もが信仰なき貴様を葬らんとして、冒涜者を罰する聖なる大戦が幕を開けたのだ。……どうかね、世界を相手に無謀な戦いを挑む気分は?」
第7話 フィヨルドの攻防
ターニャ・デグレチャフ
「共和国や連合王国の介入により、敵の抵抗は頑強です。とても短期間で打破しうるとは思えません」
「小官の義務として、断固異議を申し立てます。このままでは現場の部隊に甚大な負担を及ぼすばかりかと」
「失礼しました。西方では友軍が泥をすすって飢えに苦しんでおりましたが、ここ北方の司令部はずいぶんと恵まれているようでしたので、つい」
「主よ、父と子の名のもとに裁きの雷をおとしたまえ」
クルト・フォン・ルーデルドルフ
「言うまでもなく、本作戦は戦略上の奇襲に近い。よって、攻撃目標についても敵の想定を超えた地域でなければならん」
アンソン・スー
「メアリー。お母さんを助けてあげなさい、身体には気をつけるんだぞ」
「もはや我が国は若者に死んでくれ、としか言えぬ状況だ。なればこそ、大人の我々も戦い続けねばなるまい」
「神よ、なぜですか、なぜ……なぜ、奴がここに?!」
「……まだだ、まだ、終われはしない!」
「神よ、願わくば我にあの悪魔を撃ち滅ぼす力を与えたまえ」
「祖国よ! 汝を決して、滅ぼすものかっ!」
メアリー・スー
「お父さん!少し早いけどクリスマスプレゼント!大切にしてね!」