2017年08月12日に同人誌を作りまして、その内容を加筆修正したweb再録となります。
以前、本をお手にとって下さった方々ありがとうございました!
概要
あらすじ
Part 4 of Hakuryu playing the leading role.
When Hasebe-Gumi ,Hida-Gumi Sanka (Under the union of ) opened an gamble spot in the Kawatani-Gumi area all went bad. What will Hakuryu do to make every thing go good ….
白竜が主演を務める任侠シリーズ第4弾。川谷組のシマで無断で賭場を開いた飛田組傘下・長谷部組の愚行を知った津浪は、落とし前として天王寺のシマを飛田組から奪う。さらに大阪統一を狙う津浪は、一挙に飛田組を傘下にする絵図を描くのだが…。(引用:youtube)
キャスト・スタッフ
出演:
白竜 松田一三 松田優 梅宮哲 唐沢民賢 藤タカシ 伊吹剛 川地民夫
監督: 片岡修二(引用:youtube)
登場人物
川谷組
組長:川谷 才蔵
若中:前崎 徹雄
前崎徹雄の子分:中井 慶太
前崎徹雄の子分:幸田 義則
津浪組
若頭/組長:津浪 裕史
若頭:砂塚 竜二
堂本組
若頭補佐/組長:堂本 伍朗
杉岡組
若頭補佐/組長:杉岡 栄
芝村組
若頭補佐/組長:芝村 幸吉
清水組
若中/組長:清水 武雄
加賀美組
若中/組長:加賀美 信吾
飛田組
若頭:黒田 基樹
若頭補佐:山中 秀樹
若頭補佐:長谷部 高志
柿沼組
組長:柿沼 清一郎
若頭:相沢 潔
その他
元川谷組若頭:谷口 直樹
ココが好き!
八剱八幡神社
●徹雄と幸田が参拝する神社。
幸田「親分、何お願いしたんでっか?」
徹雄「ああ、組の発展に決まっとるやないか」
幸田「そうでんな」
徹雄「おまえは?」
幸田「俺は立派な男になって、親孝行できますように!ってな感じすわ」
なんというフラグ!!
この後のじゃれあいがかわいい。
●黒田が毎日参拝する神社。
徹雄「この近くに事務所出さしてもらいました。で、たまたま神社があったんで、寄ってみただけですわ」
黒田「は! そやったな。ここはもう、わしのシマやなかったんやな。わしな、毎日ここに来とんのや。家近いな」
この後、黒田と徹雄、飲みに行きます。
柿沼のネクタイ
ネクタイの柄が気になって仕方がない。
柿沼との話し合い
堂本がサングラスを取って、ため息ついて柿沼に「とぼけんで下さいよ」のとこ好き。
徹雄VS黒田の前
徹雄「黒田は俺がやります、やらせてください」
と言った後の津浪さんの表情が好き。
中井システム
巷では「身代わりシステム」の事を「中井システム」と言われているとかいないとか……。
変化
4後半から徹雄が、だんだんと津浪の言う事に対して反発している描写が見受けられる。
警察
この世界の警察はあまり役に立たない(仕方ないのだが)。
「警察は何やってんの?」と言われない程度に、それなりに仕事はしている。
全シリーズ通して、クズな刑事は一切でてこない。
将棋の話
【敵の打ちたいところに打て】
【川谷→津浪(佐久間)】:川谷家
⇒勝負事には必ず急所がある。
川谷「相手の打ちたいところへ打て」
津浪「なんでっか?」
川谷「将棋の話や。勝負ごとには必ず急所となるところが出てくるもんや。敵にも味方にもそれはある。勝負に勝つには、それを見極める力があるかどうかちゅうことや。しかも、その急所が同じ場所だったりする。だから、敵より先に打てっちゅうことや」
★星の話
【オリオン座】…明るい星や有名な星雲・星団が多くある。
●時期:9月~4月(見づらいが春夏も見れる)
●見頃:冬(2月上旬の午後8時頃に正中)
【津浪→徹雄】事務所屋上
⇒狩人であるオリオンは「全ての生き物を射止める」と驕り、それに怒った神は猛毒のサソリを彼の元に送り殺された。
徹雄「共存共栄って道は無いんですか」
津浪「オリオンはな、サソリにやられたんや。全ての生物を射止めるということに怒った神は、猛毒のサソリをオリオンのもとに送ったんや。オリオンはサソリに噛まれて死んだやぞ」
徹雄「黒田はんがサソリや言うんですか」
津浪「どっちがどっちでもええ。問題はな、同時に二つの星座を見ることはでけん。共存共栄はでけんという事や」
好きなセリフ
【黒田】「うちとアンタんとこは、昔から色々あったやろ。過激な奴が多いんや、けどな……筋の通らん事はあかん。ケンカするんやったら、真っ向からタイマン勝負したらええねん。そやろ?」
【谷口】「いくら絶縁されたから言うてな、ワシかて極道の意地があるんじゃ」
【加賀美】「けど…いつ何時(なんどき)仮の話が現実になるやも、分かりまへんからなあ」
【清水】「その時、兄弟との盃に物言わしたいんや」
【田崎】「因果なもんやなぁ…おまえたちの稼業も。いつも若いもんが犠牲になる」
【黒田】「勝ち目はのうても、やらにゃあならん時かたあるんじゃい!」
【山中】「戦争に勝つだけが、勝ついう事やないでっしゃろ」
【津浪】「感情に流されたらあかんで。己の一番の敵は、己や。己の感情をコントロールできんような男は、頂点に立つ資格はない」引用:極道の紋章 第四章
ざっくりしすぎた4コマ!
こんな人たちも素敵だよ
幸田 義則
(元堀田一家・沢村組組員→前崎徹雄の子分)
忠犬感があってかわいい。特に神社でお参りをするシーンは、徹雄の所作を見ながら遅れて所作するところにほっこりする。
黒田をやることに踏ん切りがつかない徹雄の代わりに黒田の命を狙いに行くも、返り討ちにあい死亡。母曰く「優しい子だった」。
谷口 直樹
(川谷組若頭補佐・谷口組→絶縁)
手塚に「川谷組2代目に」と勝手に推され火種の元として絶縁される。後に、柿谷から復帰(川谷組が潰れたら盃交わす)を提案されるも拒否。
結果、柿沼から邪魔者と判断され射殺された。
基本的に、人の話を断っているのに関わっているせいで立場も命も失う不運なひと。
【シリーズ:1.2.4に登場】
中井 慶太
(前崎徹雄の子分)
徹雄の代わりに身代わり出頭した。その後、一切出てこないので哀しい。
小説版では、徹雄が「修羅場をくぐる時信じられるのは中井ただ一人」と信頼している子分である。
黒田 基樹
(飛田組若頭)
徹雄とは敵対関係ながらも酒を呑む仲。
「川谷の代紋が無ければ盃を交わす」と言う程、徹雄に目を掛けていた。柿沼と谷口の仲裁のケジメとして津浪との兄弟盃を持ちかけられるも拒否。
川谷組傘下に入らないならば邪魔な存在であり、徹雄との一騎打ちの末に死亡。
最後の「また一緒に呑みたかったなぁ…」に涙が出そうになる。