2017年08月12日に同人誌を作りまして、その内容を加筆修正したweb再録となります。
以前、本をお手にとって下さった方々ありがとうございました!
概要
あらすじ
幼くして両親と生き別れた兄妹。徹雄(松田一三)と尚美(小川あさ美)。徹雄は川谷組とのトラブルで川谷組組長の川谷才蔵(川地民夫)と出会い極道の道へと進む。時は立ち、川谷組の組員として極道修行をしていた徹雄は、若頭でもある津浪裕史(白竜)率いる津浪組の組員となっていた。一方、妹の尚美は兄には内緒で水商売をしていたが、ひょんな事から徹雄と再会をする。そんな中、硬直状態だった津浪組と三田村組との覇権争いだ勃発。津浪組若頭五十嵐直人(四方堂亘)の執拗な命令を無視し徹雄がついに動き出した。
(引用:youtube)
キャスト・スタッフ
出演:
松田一三 / 四方堂亘 / 宮村優 / 小川あさ美 / 江戸川卍丸 / 宮崎貴久 / オンリー吉川 / 杉山裕哉 / ヒロナカイ / 奈良坂篤 / 松澤仁晶 / 川地民夫 / 白竜(引用:youtube)
ストーリー
【番外編:前崎徹雄】はじまりの物語。両親を失い、妹と2人で浮浪児になり、食う為に盗みを働いた。保護され施設に入れられるが馴染めず…盗みと喧嘩に明け暮れた。川谷才蔵と出会い部屋住みになり、極道修行に励む。 徹雄は津浪組入り、賭場の仕事をする→揉めている三田村組が賭場にやってきて不穏な雰囲気に→三田村組と喧嘩になるが、若頭・五十嵐に怒られる→(妹、兄に水商売していた事がバレる)→妹のお客さん(社長)をぶん殴り→社長が三田村組に泣きつく→徹雄単独で三田村組とドンパチし、組員を射殺→若頭に怒られる→若頭・五十嵐死亡→三田村組に乗り込み、ケリをつける→徹雄、若頭に出世。
⇒おしまい。『極道の紋章』へ続く。
登場人物
川谷組
組長:川谷才蔵
津波組
若頭/組長:津浪祐史
若頭:五十嵐
組員:前崎徹雄
三田村組
組長:三田村
組員:小野寺
沖田連合
その他
Azaleaホステス(前崎の妹):尚美
社長:オカダ
ココが好き!
雰囲気
舞台は大阪。
津浪組に入りたて組員の頃の話。
演出
半分位は使いまわし回想かも…?
妹が本編と外伝では違うのは大人の事情であろう。
アクション
ほぼ無し。殴り蹴り。ぶん殴り。射殺。メッタ刺し。
見たことある!
とにかく回想シーンが多め! ましましです!
幼少期
徹雄かわいいよ!
子供の頃から妹思いでかわいいよ。
Chat Noir
津浪組のシマで、三田村組が騒ぎ小競り合いをした店の名前。
(フランス語で「黒猫」という意味)
Azalea
徹雄の妹、尚美が働いている店の名前(花の名前:ツツジ?)
( ゚Д゚)
五十嵐が亡くなった後に、徹雄が感化されて三田組に殴り込みに行って、落とし前をつける流れが良い。
五十嵐
普段「お堅い上司だな~」と思っていたのに、いざとなったら部下の始末を自分の命を差し出してきっちりとってくれる。
縁の下の力持ちタイプ。
地味だけど「上司にしたい極道者ランキング」があったら上位に入れるかもしれない。
★星の話
【はじめて津浪の趣味を知る】
徹雄「こんな趣味があったんですね」と、初めて津浪と星の話をする回。
津浪「星を見ているとな、いつも思うんや。人間はちっぽけな存在やと」
そんなちっぽけな人間同士が争っているが、争いがある以上戦いは避けられない。
好きなセリフ!
【五十嵐】「こんな事で、親分の手、煩わせるわけにはいかんからな」
【五十嵐】「病院紹介してもええで。藪にかかったら、法外な治療費請求されそうやからな」
【五十嵐】「覚悟はハナからできとる」
【徹雄】「おまえはまっとうに生きるんや。その為やったら、兄ちゃん何でもしたる」
【五十嵐】「ケンカをする事と、組の為に命を張ることとは違う。ワシは親分からそう教わった」
【三田村】「1人で乗り込んできた以上、死ぬ覚悟はできとるんやろうな!」
【五十嵐】「それで落とし前になるんかい。なら、ワシの命くれてやるで」
【津浪】「五十嵐はな…ワシの代わりに死んだんや。三田組とケンカすな、というワシの命令を守ってな」
【津浪】「極道になった以上、頂点(テッペン)を目指すんや。それが親分の願いでもあるし、ワシの使命でもある」引用:極道の紋章 外伝2
ざっくりしすぎた4コマ!
こんな人たちも素敵だよ
五十嵐 直人
(※口頭説明のみ)
津浪組若頭。
周りにどう言われようが、津浪の命令を忠実に守り抜いた。
徹雄の代わりに三田村組に話をつけに行き、その交渉時に刺され死亡。
言いつけを理解できない子たちに身をもって組を守ることがどういう事なのか教育した人である。彼の思いは引き継がれ、徹雄がその代役を果たした。
まとめ
本編を見てから、見るべき。
とにかく回想が多い。
数分前のシーンをすぐ回想する。
幼少期から成人期まで、妹想いの兄・徹雄が見られるのも良いです。
若頭の死。一番の見せ場!
身をもって部下たちに組として、どうあるべきかを理解させた。
「上司の考えは理解できない…ぐぬぬ」と思っている部下たちに「組織に属するとはこういう事だ!」と教えてくれます。カッコイイです。