任侠作品日本統一外伝/映画

映画『氷室蓮司』俺が犯した罪は、これまでまともに家族に向き合ってこなかったことだ

(映画)氷室蓮司 日本統一外伝/映画

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ココが好き!

ドンパチ!

【沖縄】黒龍アジト戦: vs 黒龍たち

【夜/雨/外】田村、石沢、テル
【夜/雨/外】氷室、李

⇒黒龍幇のアジトに乗り込む!!

田村、石沢、テル

\田村、石沢、テル vs 黒龍幇たち/銃撃戦!!

拠点制圧。
田村、血で「侠和会のマーク」を残す。

 

【田村……手負傷】
【テル……かすり傷負傷】

 

氷室、李

\氷室 vs 黒龍幇たち/銃撃戦!!

【奥】氷室、李

「二度と沖縄には手を出さない」と命乞いする男に、
氷室は李に銃を渡して、

氷室「最後はあんたが決めることだ」

李、男に銃口を向けて…
  • 李:覚えていないだろうが、10年前私の娘をなぶり殺しにした!
  • 男:俺にも息子がいる!俺が死んだら息子は……。

李「知ったことか!お前の家族も――私と同じ苦しみを味わえばいい。地獄へ堕ちろ」

発砲!!

【リーダー格……死亡】
【アジトにいた黒龍幇たち……死亡】

【台湾】空振り後:

【外】氷室、男

氷室、男にナイフを向けられ恫喝される。
戦闘へ!
が、男2人がやってきて、鉄パイプで殴られて気絶させられる。
スマホと、サイフを抜かれる。

【氷室……気絶】

【台湾】黒龍アジト戦: vs 黒龍たち

【アジト】男2名、氷室

氷室、入口にいた男2名を倒し。
さらにやってきた男1名も倒し、悠太の名を叫ぶが返事なし。

また、さらにヌンチャク持ち男を倒し。
男3名(うち2名銃持ち)がくるも、ヌンチャク男を盾に対応。

警察が到着、突入。
男2名は警察に撃たれ死亡。男1名は手を挙げて投降。

各フロア制圧へ!!


【部屋】氷室、愛玲(刑事)

愛玲は日本語が話せる。

  • 愛玲:なぜ日本人がこんなところに?
  • 氷室:ただの旅行者。
【氷室……連行】

【台湾】vs 黒龍たち

氷室ひとり、街を捜索。

黒龍2名と接触!
その後、多くの黒龍に取り囲まれ応戦する。
が、愛玲が発砲し、氷室を救出逃亡。

 

 

【台湾】郭の息子宅潜入:爆発を阻止せよ!!

【ウェイチェン宅】氷室、愛玲、李、篠原

侵入。
ウェイチェンらしき人物(爆弾に繋がれた廃人)、爆弾とメモ。

メモ「冰室蓮司 説出你犯下的罪行(氷室蓮司 あなたが犯した罪を告白しなさい)。」

いくつか入力するが、エラー時間切れ。

愛玲、繋がれた男の鎖に発砲し、解放させる。
爆発直撃をかわすも、巻き込まれ愛玲は負傷。

愛玲のスマホに、蔡部長から連絡が入り李が対応。
「新たな爆弾が見つかった、パスワードの答え(氷室の犯した罪)」を求む。
氷室は、答えらないので避難を指示。


【外】氷室、篠原/蔡部長

上環署で爆発(鎖で逃げらない状況のため、刑事1人死亡)!

  • 蔡部長:「林が氷室と2人きりで話したいそうだ」一緒に来い。

 

【愛玲……負傷】
【刑事1人……死亡】

 

【台湾】李の拠点戦/ vs李、ほか

【李貿易公司】氷室

氷室、発砲しながら突入!!
篠原が加勢するも、撃たれ倒れ。
氷室、ホークリフトを操作して1人死亡させ。

悠太を発見するも、
氷室は男に追い詰められて。
悠太が状況を見て、氷室を殴り続ける男にとびかかり。
悠太を狙う男に、氷室が後ろから発砲し死亡させる。

人質の子が騒いだので、
マスク男が人質の子に銃口を向け……

氷室「李さん、やめろ!」

マスクを取り、李が。

  • 李:なぜここが?
  • 氷室:林がうっかり口を滑らせた「沖縄で郭を殺した時の特徴」。あの後、郭の死体は掃除屋に始末させたので「どうやって殺されたか」は李が話さない限り知りようがない。あの時、郭は「李の正体」に気づいていた?
  • 林:(悠太に)君のお父さんは、人殺し。何人も殺してる。君は人殺しの血を引き継いでいる、その事実からは一生逃れられない。

氷室「あんた、どうしてこの子たちを巻き込んだ。俺を使って、警察の捜査を混乱させるためか?だったら他にも方法があっただろう。娘を殺されたあんたが、やつらに復讐したい気持ちはわかる。けど、あんたの復讐とこの子たちは何の関係もねえだろうが!」
李「あんたたち親子は、覚悟が必要だ」
氷室「覚悟?」
李「あんたと沖縄で過ごした時に感じたんだ、あんたは地獄のような光景を何度も見てきた。ただ、まだ本当の地獄を知らない」

  • 李:本当の地獄は、家族も一緒に堕ちてから始まる。悠太にもその覚悟を持ってほしかった。
    「氷室蓮司 あなたが犯した罪を告白しなさい」質問に答えられなかった、まだ分からない?

氷室「俺が犯した罪は、これまでまともに家族に向き合ってこなかったことだ」
李「正解!」
~~~
李「林には私の娘が殺された気持ち。本当の地獄を味わってもらわなければ」

李、林の息子に銃口を向ける。
氷室、李に銃口を向け止めようとするが。

別方向から、愛玲が、李の手の甲を撃つ!!
愛玲「おじさん、もう終わりにしよう。子供に手を出すなんてやり過ぎだよ」と止める。

が、李は林の息子に銃口を向けたので、
愛玲が李の頭へ発砲!!

愛玲「氷室さん、悠太くん。あなたたちを巻き込んでしまって本当にごめんなさい。おじさんがここまでするなんて、思ってもみなかった。私が止めなければ、いけなかった。本当に、ごめんなさい。おじさんを許してあげてください。全部、私が、悪いです……」

愛玲の意識がなくなる。

悠太「これがあの人が言ってた、地獄ってやつ?」
氷室「……かもな」
悠太「父さんはいつもこんなものを……」

蔡部長、刑事2名が突入。

【李……死亡】
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氷室蓮司の流れ

【沖縄】侠和会ではご法度です。あと、赤犬のがキツイですよ?

【琉球会幹部会】会長、相談役幹部たち

  • 相談役:どうして黒龍たちを殺してしまったのか?せっかくいいつり合いだったのに。
  • 会長:黒龍たちと手を取るなんて、話は一切聞かされていない。

相談役「黒龍はわしらがやまとから独立するのに、力を貸してくれるっていうとんや」
会長「相談役。沖縄独立とか、琉球王国復活とか、いまさら誰が本気にするんですか。だいたい黒龍のバックには、大陸の連中が付いているんですから。やつらの目的は、この沖縄を占領することです。独立した途端、乗っ取られるに決まってるじゃないですか」

  • 会長:そもそも薬に手を出したことが、侠和会本家に知られたらどんな処分が下されるか!

理事長、氷室が入室。

氷室「台湾の連中は俺が始末した。一人残らずな」


氷室「言うまでもなく、うちじゃあ薬は御法度だ。この件に関わった人間は全員、処分させてもらう」

  • 相談役:本土のやつらはいつもそう、沖縄の人間のことは考えず、そっちの都合ばかり押し付けてくる。
  • 氷室:あんたらの民族意識に口出すつもりはない。だが、侠和の一員である以上、俺のやり方に従ってもらう。

氷室「どうしても日本から独立してえなら、うちとは関係ねえところでやってくれ」

  • 相談役:だったら脱退する!

氷室「言っとくが、台湾の連中はあんたら琉球民族に一ミリも同情なんかしていない。赤の犬になるほうが、今よりずっとキツイと思うけどな」

 

【沖縄】琉球会は、不安定状態にある。

【琉球会本部外】氷室、会長、理事長

  • 会長:ケガされたお二人(田村、テル)はご無事で?
  • 氷室:先に帰した。それより組を割った連中が何をしてくるかわからない。

⇒相談役たちはもちろんだが、台湾連中が仕返ししてくることは??

  • 会長:琉球会でなんとかします。

  • 理事長:今回の件を詫びる。
  • 氷室:おまえらだけの責任ではない。俺の目が行き届いてなかったせいもある。こっちは難しい。

理事長「みんながみんな、本土の人間と同じ考えを持っているとは限らないので、北から南まで日本中を一つにまとめるってのは、なかなか……」
氷室「それでもやらなきゃなんねえんだ。また何か動きがあったら知らせてくれ。こっちもすぐ動ける体制は整えておく」

 

▼琉球会が侠和会入りした話は『日本統一23』。

 

 

【東京】悠太が誘拐された!

【車中】氷室、石沢

  • 石沢:お疲れなら、明日はゆっくりして下さい。田村の叔父貴にはわしから報告しておきます。

氷室のスマホに
「I’m waiting for you come alone」のメッセージ、「監禁された悠太の写真」が届く。


【車を降りて道/電話】氷室、涼子

  • 涼子:悠太が行方不明(学校の先生から連絡)。昨日から修学旅行で台湾に。宿泊先ホテルから居なくなった、とのこと。
  • 氷室:誘拐されたかもしれない。台湾と揉めているせい。日本やくざは滅多に家族に手を出すことはないが、台湾マフィアはそうではない。
    「先生に連絡とって悠太は休養があって帰国した」と涼子に指示。⇒警察沙汰になれば、国際問題になりかねない。

氷室「悠太は俺をおびき出す為のエサにされたんだ。俺が行くまではやつらも手出すことはねえだろう。けど、騒ぎが大きくなれば悠太を殺しちまうかもしれねえ」
~~~
涼子「わかったわ。あなたに任せる。必ず悠太を救い出してきて」
氷室「ああ、俺の命に代えてもな」
涼子「だったら、私も命に誓って秘密を守るわ」
氷室「やっぱりおまえは強いな」
涼子「強くなきゃ、氷室蓮司の息子は育てられないでしょう」


【車中】氷室、石沢

  • 氷室:身内がトラブルで台湾に行くことになった。一人で行く。事務所戻っても台湾行ったことは誰にも言うな。
  • 石沢:せめて田村の叔父貴にだけは報告する。

 

【東京】古参しか知らない、氷室の妻子。

【事務所】田村、石沢

  • 石沢:「カシラがどうしても一人で」というのを止められるわけがない。

  • 田村:涼子曰く「悠太は台湾に修学旅行に行っていた、そこで誘拐」。悠太は高校3年生。すっかり忘れてた。
  • 石沢:カシラの妻子のことがいることも忘れてた。いつからか、プライベートに触れたらいけない雰囲気になっていた。

田村「蓮司はこんなことが起こらねえよう、二人とは籍まで抜いて関係断ってきた。だから、涼子ちゃんと悠太のことは、おめえみてえな古くからの付き合いがある人間しか知らねえんだ」
石沢「そこまでして秘密にしとったのに、どうして!」
田村「情報ってのは、自然に漏れるもんだ。悠太が攫われちまったのもその証拠だろう」

この件は、内密に。
そして田村は台湾へ向かおうとするが。

《回想》氷室、石沢

  • 氷室:(石沢に)悠人は必ず台湾まで来ようとする、その時は止めるんだ、絶対に。沖縄で何かあるか分からない、その時留守を任せられるのは悠人しかいない。

▼氷室の妻子が登場するのは『日本統一4』。以降、家族の話は一切出ていない。

 

 

【台湾】篠原の協力を得る。

【店】氷室、篠原

篠原将人
3年前から台湾に。丈治を知る。
今も恨んでいる。氷室に声をかけられたから手を貸している。
今はきちんとしたカタギ相手に商売、台湾裏社会との繋がりは少しだけ。
  • 氷室:詳しいことは話せないが、黒龍のシマやヤサを知っていたら教えてほしい。

篠原「氷室さんに恩義は感じてますけど、ぶっちゃけ侠和会と色々ありましたからね。気分的に全面協力ってわけには……」

  • 篠原:「車」「ホテル(3日分)」を用意。(追加料金受け取って)黒龍がよく溜まっている場所のメモ(3か所)を氷室に渡す。
    最近は見かけない。=警察の取り締まりが厳しくなって雲隠れ?爆弾テロも、警察への仕返しという噂。

氷室「マフィアと警察で戦争か、物騒な国だな」
篠原「やつら日本のヤクザと違って、サツと仲良くしてこうなんて考えませんから。氷室さんも気をつけてくださいよ」

  • 氷室:篠原に礼。台湾に来たことを他言するな。

 

【台湾】もらったメモの場所は、空振りでした。

【道】氷室

  • 拠点1:飲食店。埃が溜まっているので、しばらく人がいなかった模様。
  • 拠点2:屋敷。警察の侵入テープが張られて入られない。近所の人が話しかけてきて、その場を去る。
  • 拠点3:屋敷。誰もいない。

 

【台湾】気絶後:新たな「場所」が送られてくる。

【道/車中】氷室、李

氷室、李に起こされる。

  • 李:娘の墓参りと、仇討ち報告で台湾に戻っていた。

⇒息子・悠太が誘拐されている事情を話す。


氷室のスマホに「誘拐されている場所」が送られてくる。

 

【台湾】黒龍アジト潜入前/言葉(通訳)なんかいらない。

【アジト前】氷室、李

氷室、李に「ここまでで」と促す。

李「何言ってるんですか、一緒に行きますよ」
氷室「だめだ。あんたをこれ以上巻き込むわけにはいかない。李さんはここで帰ってください」
李「通訳なしでどうやって交渉するんですか?」
氷室「そもそも奴らに交渉する気なんかありませんよ。やつらぶちのめすのに、言葉なんかいらないでしょう」
李「氷室さん、武器もないじゃないですか?」
氷室「日本のヤクザはね、こいつ(拳)でなんとかするんですよ」

李は、帰る。

 

【台湾】黒龍アジト戦後:氷室は警察に連行され、事情聴取を受ける。

【取調室】氷室、愛玲

  • 氷室:観光していて、たまたまあの現場に足を踏み入れたらドンパチに巻き込まれた、それだけ。
  • 愛玲:何度も聞いた。あの場は普通の観光客が行くところではない。

⇒偽造パスポート照会で、氷室が「日本のヤクザ」であると判明。

愛玲「あなたの正体は、日本のヤクザ。侠和会のナンバー2、氷室蓮司」
氷室「ヤクザが観光しちゃいけねえのか?本場の小籠包が食ってみたかったんだよ」

  • 愛玲:黒龍と取引していたのか?正体が分かった以上、手加減はしない。ヤクザ相手なら日本政府も文句は言わない。
  • 氷室:女にしてはずいぶん荒っぽい。

愛玲、氷室にビンタ!!

●黒龍は、日本人の若い男を閉じ込めていないか?
⇒警察は分からず。

 

【台湾】爆発解除パスワードを提供する代わりに、釈放を。

【取調室】氷室、愛玲

●あの場には、誰も監禁されていなかった。

氷室:自身の素性を話し「息子を探しに来た」。

  • ①:黒龍の連中が台湾に修学旅行できていた息子を攫った。ので息子を取り返しに来た。
  • ②:黒龍は沖縄に覚せい剤の密輸をしていた。(侠和会は薬商売は許していない)のでやっつけた。⇒恨みを買った。

愛玲「やっつけったって、殺したの?」
氷室「沖縄で起きたことは、日本の警察が調べる」
愛玲「日本で起ころうが、台湾で起ころうが、被害者が台湾人なら我々が捜査する。答えなさい」

  • 氷室:台湾にも黙秘権がある。俺の逮捕容疑はなんだ?逮捕状は?なんで拘束されている?そこをハッキリさせない限り、質問に答える義務はない。

蔡部長、入室。

  • 蔡部長:「氷室がはじめて息子を抱いた日はいつか?」と問う。それが爆弾を止めるパスワード。早くしないと光新署が爆発する!!(; ・`д・´)

氷室「俺がはじめてあいつを抱いたのは、懲役に行ってた俺がシャバに戻った日だ」

  • 氷室:協力するには、釈放が条件。

●光新署の爆発回避後:

  • 蔡部長:釈放はできない!氷室は爆弾解除のパスワードを知っていたので、こいつが爆弾魔かもしれない。

⇒刑事が「新たな爆弾」を報告。

  • 愛玲:「冰室蓮司 在兒子生日的時候送的禮物是什麼?(氷室蓮司がはじめて、息子の誕生日にプレゼントしたものはなに?)」をそれとなく聞く。
  • 氷室:釈放しろ、そうすれば答える。
    爆弾のパスワードの答えは「俺と息子しか知らない質問」。爆弾野郎は、俺の息子を攫って監禁。息子から話を聞き出し、それをパスワードにしている、と推測。

氷室「つまり、俺の息子の行方を探すことが、爆弾野郎に辿り着く、ただ一つの方法ってことだ。俺をここから出せ。そうしたら何をプレゼントしたか教えてやる」

⇒愛玲が同行し、氷室は釈放。

(李は、車中から氷室が署を出たのを確認)

 

【台湾】李の車に乗った後:NOTHING

【車中】氷室、愛玲、李

●《パスワード》息子にプレゼントしたモノ

氷室「答えは、多分……ない、だ」
愛玲「はあ?!」
氷室「だから、パスワードはないだ。俺は今まで息子の誕生日なんか祝ったことなんかない!何かをプレゼントしたことなんか無いんだ」

氷室、李の車から降りて、
愛玲をまき、一人で捜索。

 

【台湾】台湾警察と黒龍の関係性。

【外/高台】氷室、愛玲

●監禁してそうな場所は分からない。

  • 愛玲:「私を利用したほうが得」だと冷静に考えればわかるはず。

●黒龍が警察にテロを仕掛ける理由?

  • ①:半年前、警察のトップが、「警察とマフィアの癒着」により交代した。世間で騒がれた。
  • ②:新しい局長は「マフィアは全てつぶす」と宣言。特に黒龍への取り締まりが厳しくなる。黒龍組長の林は気が荒く、仕返しを始めたのでは?と。
  • ③:林は、氷室と同じく捕まった男。沖縄で殺された郭は、林が実の弟のように可愛がっていた。

 

【台湾】李、篠原が加わり「郭に関する情報」を得る。

【夜市】氷室、愛玲、李、篠原

氷室、愛玲が李、篠原と合流。
篠原、勝手に「氷室との写真」を撮る。
「誰にも言うな」に対して、口止め料をもらっていない。

●篠原と情報共有(息子誘拐と爆弾テロの関係)。

  • 篠原:テロは2、3日前から警官が死んでいる。
  • 氷室:3日前は、沖縄で郭を殺った後。
  • 李:郭は殺されて当然。私は、黒龍に娘を殺されている。10年前、家族を台湾に残して沖縄に移住して「電子部品の貿易業」を始めた。郭たちが「李の貿易ルートを利用して麻薬密輸」を提案してきた、話を断ったら娘が殺された。
    「郭には息子がいる、その息子が復讐のために悠太を誘拐」したのでは?

篠原、調べるために一時離席。

  • 愛玲:警察情報だと「郭は婚姻歴なし、子なし」。

氷室「鵜呑みにはできねえな。裏の世界の人間は、家族のことは秘密にしたがるもんだ」
愛玲「あんたもそうなんだよね。家族に迷惑かからないよう、離婚をして、滅多に会わないし、プレゼントもしない。だったら、家族なんか作らなきゃいいのに」
氷室「ああ、あんたの言う通りだ。あいつも俺の子供じゃなかったら、攫われたりすることなんか無かった」
愛玲「ごめんなさい、少し言い過ぎました」
氷室「いや、気にしなくていい。その通りなんだから」

  • 篠原:郭の隠し子「ウェイチェン」(カタギ。ケミカル関係会社に勤めている)。

 

【台湾】爆発阻止失敗後:氷室、林の会話。

【取調室】氷室、林(蔡部長と刑事は隣の部屋で監視)

●林の日本語:日本語教師であった祖父から。

林「多分、私は死刑になる。だったら、最後に聞きたかった。氷室さん。あなたの言う、日本統一とは、どういう意味?あなたは日本一の親分になりたいの?」
氷室「そうじゃない。今の日本のヤクザは死にかけだ。警察や世間から目の敵にされ、法律も捻じ曲げられて、人権まで奪われた。それと、半ぐれって分るか?」
林「知ってるよ。日本のギャングのことでしょう。私の知り合いももう食べていけないから、ヤクザ辞めてギャングになったねえ」
氷室「やつらには掟も何もない。金のためなら、ガキまで使って、カタギの年寄りでも殺す鬼畜だ。警察には締め付けられ、鬼畜どもにはシノギを奪われ、瀕死のヤクザは仲間の米櫃にまで手をつっこむ。それじゃあ、いつまで経っても喧嘩や殺し合いが絶えない。だから俺は、全てのヤクザや半ぐれを1つにまとめあげて、抗争のない世界を作りたい。それが俺の統一だ」
林「なるほど。私と同じ考えですね。台湾ヤクザも似たようなものですから」
氷室「聞いたことがあるよ。元から台湾にいた本省人と戦後に大陸から逃げてきた外省人がずっと対立してるって話だろう。あんたら黒龍は本省人なんだよな」

  • 林:そういう時代ではない。大陸から独立して自由にやりたいなんて言う者もいる。大陸とうまく付き合って大きなビジネスができるのに。

(隣の部屋:蔡部長、刑事のもとに新たな情報。各警察署が爆発!!)

林「どうです、氷室さん。あなたが日本を統一して、私が台湾を統一する。二人が手を組めば、最強だと思いませんか?世界統一だって夢じゃないでしょう?」

  • 林:(マイクを抑えて)警察には私の仲間がたくさんいる。協力してくれるなら、一緒に逃げられるよう手配する。

氷室「笑わせるな。どうせおまえは、大陸に尻尾を振るただの赤犬だ。チベットを飲み込み、香港や台湾を手なずけ、次は沖縄から日本本土へ。今日の香港、明日の台湾。明後日の沖縄だよ。結局やつらは世界中を真っ赤に染め上げたいだけだ。俺がそんな下らねえ構想に乗っかるバカにみえたか?俺の統一は支配することじゃねえ、共存だ」
林「それこそ下らない妄想ですね。共存という割に、ずいぶんと血が流れてるじゃないですか!」
氷室「世の中を大きく変える為には、かならず痛みを伴う。決して無駄な血を流してるわけじゃない」
林「血を流していた人たちにも、家族や恋人、友達がいることを忘れてませんか!!」

  • 林:身内を殺された人間は一度は復讐を考える。やり返して復讐の繰り返し、共存なんて無理!!抑えつけて支配するしかない!

氷室「それじゃあ、支配する側とされる側で新しい対立が生まれるだけだ」

  • 林:悠太(息子)の血が流れても、黙ってられるか?できないでしょう。台湾まで息子を探しに来たのがその証拠だ。

氷室、林に掴みかかり、刑事たちが止めにはいる。

  • 林:抗争を無くしたいのも、氷室実父を抗争で亡くしているからでしょう?手を組みませんか?なにより、悠太(息子)の命が助かる!!

蔡部長、林に「メモ」を見せる。
続けて3回の爆発で、5人の警察官が犠牲に。

  • 蔡部長:この5人全員「大陸系マフィアから賄賂を受け取っている」悪い噂があった人物。
    林を助けるはずの人間を、なぜ殺さなければならないのか?⇒答えられないのは「爆弾テロを計画したのは、林ではないから」。真犯人は誰だ?
  • 林:言えば「(耀明)息子が殺される」。

  • 刑事:(氷室に)林は悠太がどこにいるか分からない。林自身も息子を人質に取られて、操られてた。

林「なんだよ。俺が憎いか?沖縄で郭を殺した時みたいに、ここに(胸部)三発撃ち込むか? やってみろお!!」


【隣の部屋】氷室、蔡部長、刑事

  • 氷室:爆弾野郎は、警察内部の人物では?立て続けに狙われて、警察署も警戒しているはずなのに、爆弾仕掛けている。

氷室「篠原がとった写真(李)」を見せる。

  • 刑事:李は前の署の先輩。警察辞めて沖縄行ったと聞いたが?

《回想》氷室の行動の裏に、李の存在。

氷室、力づくで警察署を出る。

 

【台湾】李の拠点潜入前/李の過去。

【李貿易公司前】氷室、篠原

李の娘
10年前、学生運動のリーダーだった。
デモ潰しで雇われた黒龍たちに殺された。
ひまわり学生運動
ひまわり学生運動(ひまわりがくせいうんどう、中国語: 太陽花學運、318學運)は、2014年(民国103年)3月18日に、中華民国(台湾)の学生と市民らが、立法院(日本の国会議事堂にあたる)を占拠した学生運動から始まった社会運動。
引用:wikipedia
  • 篠原:当時、当時刑事だった李は「主犯がクオ」まで突き止めたが、捜査から外された。捜査はうやむやで終了。クオは大陸に逃げた。のちに、上司が黒龍から金を受け取っていたことが分かり、警察に失望した李は辞職し、沖縄へ。その上司も今回のテロで死亡。

氷室、篠原から銃を受け取り。
サイフがないので、時計を渡して篠原を帰す。

 

 

【台湾】決着後:李と愛玲の関係。

警察、救急車到着。
救急車に運ばれる篠原。

篠原「なんか、俺。役立たずですみません」
氷室「そんなことねえ、おかげで助かった。いくらだ?」
篠原「今回はサービスです。でも、あの写真……」
氷室「だめだ、絶対に上げるな。口止め料は出す」
篠原「毎度ありっす。今度請求書送りますね、じゃあ」


【外】氷室、刑事2名

  • 刑事:何もない。氷室は台湾に来ていない、全てなかったことに。この事件は台湾警察にとってスキャンダル。上司たちは揉み消しに忙しい、氷室が絡めば国際問題になる。息子も誘拐されてないし、氷室も日本にいた。
    愛玲の容体は無事。
楊愛玲:
李の共犯者。李娘の恋人(関係を知る者はほとんど居なかった)。
恋人を殺した犯人を捕まえるために警察になる。
マフィアと関係を切れない警察に嫌気がさした李に相談したところ「復讐のためのテロ」に誘われ協力。
相手の家族まで手を出すとは思っていなかった。最後は李を止めようとしていた。
  • 蔡部長:(氷室に)悪態をついて、最後には礼をいう。

【外】氷室、悠太

  • 悠太:一人で帰国して。ホテルに戻って修学旅行に戻る。

悠太「僕はもう大丈夫。僕は…………俺は氷室蓮司の息子だから。これからは自分の身は自分で守る」
氷室「分かった。精一杯楽しんでこい」

 

【東京】ただいま、おかえりなさい。

【事務所】田村/氷室、石沢

田村「ボロボロだな」
氷室「大したことねえよ」

  • 田村:ゆっくり休めと言いたいところだが、沖縄で色々あった。

 

⇒おしまい★

 

 

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