概要
あらすじ
秋元(哀川 翔)に見送られ刑務所を後にする氷室(本宮泰風)。出所後間もなく組長・三上(古井榮一)から兄弟分である川谷(小沢仁志)の組に入って欲しいと相談される。しかし、三上を慕い昔ながらの任侠を重んじる大宮(小沢和義)は軽々しく親替えをする氷室に不満を抱く。宥める三上らをよそに大宮は次第に暴走していき他所のシマを荒し始め、遂には仲間にまで手を出し始める。大宮を止めるべく氷室が動き出すのだった!
(引用:youtube)
キャスト・スタッフ
出演:本宮泰風 / 山口祥行 / 小沢仁志 / 古井榮一 / 勝矢 / 宮﨑貴久 / 石堂夏央 / 野口雅弘 / 史朗 / 小沢和義 / 白竜 / 哀川翔
製作:アドバンス/営業統括:木山雅仁(オールイン エンタテインメント)/企画・原案:山本ほうゆう/プロデューサー:渋谷正一、山本芳久/ラインプロデューサー:旭正嗣/音楽:SHU/脚本:岬英昭/撮影:小山田勝治/録音:廣木邦人/編集:小川幸一/監督:山本芳久/制作協力:アスプロスドラーゴ/制作:メディア・ワークス/製作・発売元:アドバンス/販売元:オールイン エンタテインメント/(C)2014アドバンス/DVD版スーパーバイザー:(ブルーレイの場合はBlu-ray版スーパーバイザー)
(引用:youtube)
ストーリー
『日本統一4』前回までのあらすじ→氷室、秋本と五分の兄弟分となった(4話終了時)→秋本、出所が決まった→三上からのお手紙(川谷が氷室を譲り受けたい、との)→((数年後))大宮の出所が決まり、氷室が川谷の盃を受ける噂を田村と話す→大宮、出所後…三上に真意を問う→氷室、出所後…組の現状報告(斎藤、大宮の愚痴)→氷室、大宮との接触→川谷さんバー《回想》からの氷室合流→《回想》(川谷と氷室の過去:昔、世話になった藤代会長の子が氷室)→大宮、田村に現状報告のお手紙→4話で謙太と山崎組が揉めた件について、大宮が蒸し返して暴れる→大宮、謙太にお話→三上、侠和会の会でお叱りを受けるが、川谷の顔を立てその場は収まる→三上は大宮を謹慎処分を検討するが、氷室は大宮に引退を伝える→三上に真相を確かめるが、見限られて哀しみにくれていると、川谷組の若頭と遭遇・拉致→大宮「自分の破門を解いて、氷室の破門」を条件を出す→氷室が破門状が出回り、解放後に大宮の元へ乗り込む→氷室、大宮との直接対決→((数か月後))田村の出所
⇒6へ続く。
登場人物
侠和会二代目
会長:工藤雅信
若頭代行/一考会会長:尾本明良
侠和会直参二代目山崎組
組長:川谷雄一
?:ムラカミ
侠和会三上組
若頭補佐/組長:三上哲也
舎弟頭/大宮組組長:大宮和也
侠和会内三上組内龍征会
三上組若頭/会長:氷室蓮司
副会長:田村悠人
理事長:斉藤浩樹
幹部:菅谷謙太
丸打組内三田組
幹部/秋本組組長:秋本照政
ココが好き!
【殴る蹴る】間に間にあるが、ラスト決着がメイン。
【BAR】「dining bar Allegrezza」(川谷さんの行きつけ)
【PUB】「ヴィラージュ」(大宮さんの店)
【神棚】三上組事務所
【大宮の携帯電話の番号】090-9834-36??
川谷と氷室の過去
フジシロ総長が、ドスを持ったチンピラに襲われているのを怯むことなく撃退。
氷室「世の中にはこんなに強い人がいるんだって思ったこと、はっきり覚えてますから」
川谷「……ほな、やっぱりあの時の子供はおまえやったんか。なんや、不思議な縁もあるもんやのう」
氷室「あの時、子供ながらに俺も強い男になろうと、心に誓ったんです」(略)
氷室「知らず知らずのうちに、俺は叔父貴を目指していたんですね」
初見の時はサラっと流していたけど、川谷さんと蓮司さんは既に繋がりがあったという事実を、よくよく考えるとじわじわくる。
川谷さんがかつて世話になった人(フジシロ)の子が、蓮司さん。
子供の時に「強い男になろう」と決意させた人が、川谷さん。
三上さんの心境
出所直後
氷室が三上に盃を返し、川谷の盃を受けることは許さない。
大宮「会の為とか、そいつの為とか、そんなんどうでもええ話やろ」
暴走に対して
氷室「でも今の内に手を打っとかないと、次に何かあったら、今度は親父の立場が危うくなるんですよ」
三上「ほな、どないせい言うねん。……切れって。まさか、殺せ言うわけないやろな」
氷室「そこまでは言いませんが……破門は仕方ないんじゃないでしょうか」
板挟み
⇒昔の三上と大宮は、今の氷室と田村の様な関係であった。
三上が考えて、大宮が暴れる!
昔の恩もあって、大宮さんの事を簡単には切れない。しかし、内輪揉めの責任・『侠和会の若頭補佐』という立場であり、なんとかしなければならない。
川谷組のムラカミさんを拉致監禁
大宮は解放して欲しかったら「氷室の破門しろ」と要求。
氷室は、自ら破門を求め大宮の元へ。
川谷「なんであればっかりに貧乏くじ引かせる。アンタ、本当にそれでええと思っとるのか、補佐!!」
上からも下からも、散々言われてるけど、決断した時もスパっと切れないで、悩んでいたからこそ、この回の結末が素晴らしく輝いている!!
(大宮さんの手綱を上手く捌ける人が居たら、また違っただろうに。そうすると、話が成り立たないけど)
大宮さん!
嫌いです
大宮「こないして会う前から、お前のことが嫌いやったんや。おまえの噂を耳にするたんびに、どんどん嫌いになっていった」
(略)
「おまえは、とことんわしと合わんタイプの男や」
初対面で、大宮さん、氷室さんのことは大嫌い宣告。
お手紙
田村には、現状報告兼ねて、優しい手紙を送る。
嫌いな人には敵対心むき出しだけど、好きな人にはめちゃくちゃ好き好きな行動しかしない、この人!!
謙太と!
大宮「これでおまえのシノギにちょっかい出す人間もおらんようになったし、まずは一安心やな」
謙太「あの……ひとまず病院連れて行ってていいですか?」
大宮「ああ? ほっとけ。死んだら山ン中埋めたらええんじゃ」
謙太「でも! 助かるかもしんねぇし」
大宮「フッ……わりゃあホンマにええ奴やっちゃのう」
川谷組組員をボッコボこにする大宮さん。
大宮さん、カタついた話を勝手に蒸し返して暴走して、三上さんに怒られる。組織的には、ホントやめてくださいな事をして下さる。
引退宣告
大宮「引退? われ、ふざけとんのか?」
氷室「ふざけてなんかいませんよ。真剣にお願いしてるんです」
破門や絶縁にならないのは、三上の情けと告げる。
納得できない大宮は、氷室をボッコボコにする!!
三上「お前には悪いが、破門させてもらうで」
大宮「破門?」
三上「わしは、もう、兄弟をかばいきれへん……これっきりにさせてもらうわ」
三上さんに見限られた後、シクシクしているとこ好き。
最終決着
大宮「やっぱりのう……来る思うとったわ」
氷室「お待たせしました」(略)
氷室「ケリつけましょうか、叔父貴」
大宮「上等や」
この決着つけるシーン、ホント好き。痺れますね!!
撃ち合い。そして、
大宮「ええ根性してるのぉ。見直したわ」
氷室「てめぇもな」
からの素手のやりあい。
とても都合のいいところに、ダンボールの空き箱が積まれています!
三上さんの手によって、最後を迎える。
ひたすら謝る三上さん。「なんでいう事、聞いてくれなかったんや!」って言うけど、できないんだよ。お利巧にはなれないし、暴力しかできない。けれども、軸はブレないし、いつも変わらない……そんな大宮さん好きです。
【蓮司さんとの対比】相反する考えの二人。陰と陽のような。
互いの存在が、互いの良さを引き出している!
大宮さんが暴れれば暴れるほどに、蓮司さんの良さが見える。蓮司さんがスマートに動き、周りに評価されるほどに、大宮さんの良さが見えてくる。
この5をみた後に、『川谷雄一 日本統一外伝』をみるとすごく良いですよ!
お達し!
破門状
益々御隆盛の候大慶至極に存じ(?~~)
龍征会会長 氷室蓮司 三(?~~)
(~?)き行為多々有り、拠って執行(?~~)
決定致しました。
三上組とは一切関係無き事を本状を以って御(?~~)
(~?)友・商談・拾上げ」等は理由の如何(?~~)三上組組長 三上 哲也
(脱会届)
此の度 私たち一同は
一身上の都合に依り
平成十一年三月七日を以て
侠和会を脱退致します上田秀次 八神統一郎
下野聡八 木村公正
石橋忠道 奈良和(?)
桜井巧 大道昌(?)
山中宏司 飯田(?)
好きなセリフ!
【大宮】「たとえどんな理由があってもや、親を簡単にとっかえひっかえしてええもんちゃうやろ」
【斉藤】「あれは懲役ボケじゃないですかね。とっくに法律も変わってるのに、いつまでも昔のやり方押し通そうとするもんですから」
【三上】「アンタにはあいつらの才能を見抜く目があった。わしにはそれが無かった、それが事実や」
【大宮】「わしら、組織の人間である前に一匹の極道やで。その極道がメンツ汚されとんのに、組織の為~言うて黙っとるようなら、そいつは終いやで」引用:日本統一5
まとめ
5、アツいです!!
最高に時間に余裕がなくて、多忙を極めている人は
5から見てほしいです。そして、5,6,7をまとめて見てほしいです!
(1~4をすっ飛ばっしてでも、何故なら私が好きだから)
5・6・7それぞれが、序・破・急になっているので、むしろ、まとめて見るもの。
5のラストは、バーン!と「誘引」感を与えて、エンドロール入るから……続きが気になる流れがすごい。
「三上と大宮の関係に似ている氷室と田村は、一体どうなっていくのかな……?」という妄想をするだけで、割と楽しめる。
たとえ、結果を知っていたとしても。