任侠作品単発・短編

『死神の刃(やいば)』「死神が見えるのですが?」つまりそれって…

死神の刃(やいば) 単発・短編
任侠作品『死神の刃』の「あらすじ、キャスト・スタッフ、登場人物、相関図、個人の感想」を記載しています。

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概要

あらすじ

うだつの上がらないチンピラのまま30も半ばになってしまった神原次郎(本宮泰風)。ある日、若頭(田口トモロヲ)から、敵対組織の中心人物・鬼島(小沢仁志)暗殺を命ぜられ、実行する。しかし、殺して埋めたはずの鬼島の姿が目の前に…憑かれてしまったらしい。耳元で囁かれる鬼島の声…言うとおりに動くと、今までがウソだったかのように、ヤクザとして成り上がっていく。侠をあげ、女にもモテ、まるで鬼島のような人生が始まるが、そんなことは続くわけもなく…。

(引用:youtube

 

キャスト・スタッフ

出演:本宮泰風 / 小沢仁志 / ひろせまい / 原田篤 / 田口トモロヲ / 今本洋子 / 堀田眞三 / なべおさみ

(引用:youtube

 

ストーリー

主人公、次郎はヤクザとして冴えない組員である→そこに敵対組織兵藤会鬼島の暗殺を命じられる→暗殺に成功し山へ埋める→しかし次郎は鬼島に憑かれてしまう→最初こそは疎ましくしていたが、鬼島の言うとおりにしていくと→ヤクザとしての立場も上がり、金も増え、女性にもモテ…人が変わったような振る舞いになる→次郎の母(ガン持ち)が遊びに来るが程なくして亡くなる→(鬼島が見える人は皆死んでいく)→自分の死期に怯えシャブ中になり、鬼島に助けを請う→自分を殺そうとしている人を殺せば死なない、と告げられ…→国松組組長を刺殺するも結局刺され死亡。

⇒おしまい

登場人物

榊原次郎:国松組組員(主人公/冴えない組員)
ワタセ:若頭末期の肺ガンで死亡/次郎に鬼島を殺る事を命令)
順子:土浦から一緒に上京してきた次郎の彼女
鬼島:兵藤会(主人公に憑く/死神)

 

死神の刃_イラスト01

ココが好き!

雰囲気

舞台は新宿、歌舞伎町。

 

演出

オカルト?ファンタジー要素!!
見えない人からその状況は、ただの怪奇現象。
お気持ちばかりのエロ要素。
ナイフが多いが、アクション要素はほぼ無い。

  • 死神と会話してる時、他の人とのすれ違い会話(コントみたい)

 

その他いろいろ

  • トイレの鏡やテレビ画面に血まみれの相手が映るのは「ヒッ…」ってなった。
  • ラーメン屋の店主は何者?(最初から死神見えてたようだが、すぐ死なないのは同業者なのか?ただ単に見える人だったのか?)
  • 最初に死神の恩恵を受けた相手(ワタセの子)によって、殺されるのも終わりも良い。

 

まとめ

殺した相手にとり憑かれて、死神の力によって甘い蜜を得て、翻弄されて死ぬ話。

終わり方としてはバッドエンド?かもしれないが、ブラックユーモアなオチとしては良いと思う。
「世にも奇妙な物語」や忠告をしない「笑うセールスマン」に近い雰囲気があります。
そもそも憑かれる設定自体が、ギャグ要素を強く感じる。
ストーリーが軽いので見やすい。

極道設定ですが、この作品の面白いところは極道感ではないです。

 

 

 


 


 

 

 

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