任侠作品極道の紋章レジェンド

【極道の紋章 レジェンド】天体、星の話【天文部】

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任侠作品『極道の紋章レジェンド』シリーズの「天体、星の話」一覧を記載しています。

 

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極道の紋章レジェンド

重力波

【事務所屋上】津浪、前崎

  • 宇宙をみる観測方法:光、重力波
  • 重力波:天体が引き起こす時空のゆがみ。

津浪「しかし、敵は一人やない。見えないとこにいるかもしれん」
前崎「…………」
津浪「昔は光でしか宇宙をみることができんかった。しかし、今はいろんな観測方法で見ることができる。その一つが重力波や」
前崎「重力波?」
津浪「強い重力を持つ天体が引き起こす時空のゆがみや」
前崎「(´・ω・)フムフム」
津浪「30億年前、二つのブラックホールが衝突して発生したんや」
前崎「今まで分からんかったんですか?」
津浪「あるのは分かってたんだが、見えはしなかった。科学の進歩で分かったことやが、見方を変えれば見えないモノが見える時がある」

 

 

極道の紋章レジェンド 第二章

星の位置はズレてる

【事務所屋上】津浪、浩一郎

  • 星の位置は少しずつズレている。
  • 人間も同じ、気づかぬうちに関係がズレている。

津浪「星座の形は変わらんと思っとるやろ」
浩一郎「はあ…」
津浪「まあ、人間の一生ぐらいだったら変わりはしないがな。宇宙のはるかな歴史の中では、少しずつ位置はズレてる。人間も同じや。気づかぬうちに関係がズレてる」
浩一郎「……修復できんちゅうことですか」
津浪「いや、人間には意思というモノがある」
浩一郎「…………」
津浪「どんな変化も己の意志で、覆すことができる」

 

 

極道の紋章レジェンド 第三章

星にも色んな種類がある

【津浪→前崎、芝村】事務所屋上

  • 太陽:自分で光を放つ恒星
  • 地球:その恒星の周りを回る惑星
  • 月:惑星の周りをまわる衛星

津波「星にも色んな種類がある。太陽のように自分で光を放つ恒星。その恒星の周りを回る地球のような惑星。その惑星の周りを回る月のような衛星」
芝村「みんな、立場や役割があるっちゅうことですね」
津浪「人間もおんなじや」
前崎「でも、星は全部、一定の間隔を保ってるんやないですか?」
津浪「もう一つ、彗星というのがある。彗星の中には、不規則な軌道を描き、惑星とぶつかる危険性を持つものがある」
芝村「人間にもいますね。レールを外す奴が」

 

 

極道の紋章レジェンド 第四章

宇宙の呼び方の一つ……コスモス

【事務所屋上】津浪、前崎

  • 「コスモス」はピタゴラスが名づけた
  • 「コスモス(宇宙)」の反対語は、「カオス(混沌)」

津浪「宇宙にはいろんな呼び方があるが、その一つがコスモスや。秩序と調和という意味や。悠然と並ぶ星座を見ながら、ピタゴラスが名付けたらしい」
前崎「そうなんですか」
津浪「コスモスの反対語はなんか知っているか?」
前崎「いや」
津浪「カオスや」
前崎「カオス……混沌ですね」
津浪「ああ、宇宙は混沌の中から生まれたらしい」

 

 

極道の紋章レジェンド 第五章

流れ星と隕石の違い

【事務所屋上】津浪、芝村

  • 流れ星:宇宙のチリ。大気圏に突入する時に発光しながら気化。
  • 隕石:宇宙のチリ。大気圏に突入する時に高熱を帯びるが、そのまま地上に落下。

津波「流れ星と隕石の違いが何か分かるか?」
芝村「大きさですか?」
津浪「地上に落下するか、しないかや」
津浪「流れ星は宇宙のチリや」
芝村「ちり?」
津浪「ああ、そのチリが大気圏に突入する時に発光しながら気化してしまう。一方、隕石は大気圏に突入する時に高熱を帯びるが、そのまま地上に落下する。」
芝村「似てるように見えても全然違うんですね。」
津浪「そや、脅しだけのヤツか、トコトン突っ込んでくるヤツか」

 

 

 

 

極道の紋章レジェンド 第六章

月の裏側は見えない

【事務所屋上】津浪、前崎

  • 月の裏側は見えない。
  • 月は球体だが、歪な形をしていて、地球の引力に引っ張られて、いつも同じ面を向いている。

津波「地球からは月の裏側は見えんのや」
前崎「ずっとですか?」
津浪「ああ。月は球体やが歪な形をしとって重いほうが地球の引力に引っ張られて、いつも同じ面を向く」
前崎「((´・ω・)フムフム)」
津浪「人間もそやろ。強いもんには媚びへつらい、裏では舌を出しとるヤツもおる」
前崎「なかなか本性現さんヤツ……いますね」
津浪「それを見極めるのも、上に立つモンの力量や」
津浪「義真会にいるかもしれんし、北海道にもいるかもしれん」

 

 

極道の紋章レジェンド 第七章

宇宙には十次元があるらしい

【事務所屋上】津浪、前崎

  • 三次元:幅、奥行き、高さ。
  • 十次元:幅、奥行き、高さ。(+時間含め7つ)

津波「徹雄、宇宙には十次元があるらしい」
前崎「十次元? たしか、わしらの世界は三次元。幅、奥行き、高さも」
津浪「それに時間が加わるらしい」
前崎「他に7つもあるんですか」
津浪「もちろん、仮設やがな。その仮説で立証されたこともあるらしい。人間もおんなじや。」
前崎「思い込みで考えたらあかん、言うことですね」
津浪「思い込みを立証せえ、言うことや」

 

 

極道の紋章レジェンド 第八章

北極星は不動です

【事務所屋上】津浪、前崎

  • 北極星:不動。古代から道標になっていた。
  • 上の人間は、いつも下の人間から見られている。

津浪「徹雄。あれが北極星や」
前崎「ああ、あのいつも北に位置するいう」
津浪「北極星は不動や。だから、古代から人間の道標と」
前崎「(‘ω’)フムフム」
津浪「上に立つ人間は、いつも下の人間から見られてる」
前崎「道しるべになれと」
津浪「心が揺らげば、人は誰もついてこんぞ」

 

 

 

極道の紋章レジェンド 第九章

星には神の名がついている

【事務所屋上】津浪、前崎

  • 土星:クロノス
  • 木星:ゼウス(クロノスの息子)

津浪「土星はクロノス。木星はゼウス。クロノスの息子や。クロノスは、ゼウスを殺そうとしたそうや。王座を奪われる不安感から」
前崎「親子やのに?」
津浪「そや、クロノスは父親は殺して王座に、たったからのう」
前崎「父親を裏切った……」
津浪「権力争いと裏切りは、神よの昔からあるってことや」
前崎「…………」
津浪「わしらも頂点を目指しとる。そのためには敵を倒さなあかん」
前崎「…………」
津浪「問題は敵はどこにおるかってことや」

 

 

極道の紋章レジェンド 第十章

月の誕生

【屋上】津浪、前崎

  • 月の誕生:(諸説ある)一番有力なのは地球と惑星が衝突した時のかけらが、月になった。

前崎「地球のかけら、ですか」
津浪「まあ、惑星のかけらもあるやろがな」
前崎「敵、味方一緒になったみたいなモンですねえ」
津浪「月がなかったら、地球はどうなると思う?」
前崎「海の、干潮や満潮が起きなくなるんちゃいますか?」
津浪「月の重力で、地球の動きがコントロールされとる。月がなくなったら、他の惑星の重力の影響をうけて、地球は気候変動を起こす」
前崎「地球を支えとるんですねえ」
津浪「組織もそうや、おまえと芝村でもっと強固な組織を作ってくんや」

 

 

極道の紋章レジェンド 第十一章

ブラックマター

【屋上】津浪、前崎

  • ブラックマター:目に見えない物質

津浪「星の動きを計算すると、銀河から飛び出しそうや。しかし、星は銀河の中にある」
前崎「何でですか?」
津浪「ブラックマターや」
前崎「ブラックマター?」
津浪「目に見えない物質。その重力に引かれて、星は留まっとる」
前崎「目に見えへんのですか?」
津浪「わしらも、見落としとるもんがあるかもしれん」

 

 

極道の紋章レジェンド 第十二章

人間の目で距離を判定できるのは……

【津浪事務所屋上】津浪、芝村、前崎

「道場組と弘和会はやって行けるのか?」に対して…

津浪「徹雄。星座は並んでるように見えるやろ?」
前崎「はい、並んどるから星座になってるんやないですか?」
津浪「人間の目で距離を判定できるのは、1キロ以内や」
芝村「1キロ以内?」
津浪「おお、それより遠いもんは距離感がわからんようになる」
前崎「そんなもんなんですか…」
津浪「星座の星は、同じ方向を向いてるだけで距離は離れとるんや」
前崎「バラバラ言うことですね」
津浪「ある星に関しては、地球より離れてるもんもある」
芝村「そんなに?」
津浪「人間も同じや。仲間と思っとても意外と距離があるかもしれん」
芝村「敵かもしれん、いうことですか?」
津浪「その逆もあるやな」
前崎「敵に見えても、味方かもしれん」

 

 

極道の紋章レジェンド 第十三章

連星

【屋上】津浪、前崎

前崎「わしは、間違うとるんでしょうか?」
津浪「芝村も東堂も、それぞれに立場があるってことや。それだけや」
前崎「ほな、わしはわしの立場で」
津浪「ああ、好きにやって構わんのやないかい。しかし、同じ方向を向いてるってことが大事や。肉眼で見ればひとつの星でも、望遠鏡で見たら2つ以上に広がってる星もある。連星や」
前崎「連星……星が2つ並んどるんですか」
津浪「そや、並んでるようにみえて遠く離れとるやつもおる。見せかけの連星や」
前崎「見せかけ……」
津浪「本物の連星は常に近くにあり、お互いの重力で引き付けあっとる」
前崎「絆があるんですね」
津浪「敵にもいえることや。きょうから繋がりがあるか、見せかけだけか、っちゅうことな」

 

 


 

 

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