極道の紋章 第十一章
【地動説】
宇宙の中心は太陽であり、地球は太陽の周りを周っている学説。
【津浪→徹雄】:事務所屋上
⇒スゴイのは、発見したことよりもそれを信じ切ったこと。
誰が批判しようが、笑おうが自説を曲げなかったことである。
津浪「こうやっと見取ったら、地球が宇宙の中心にあるように見えるやろ?」
徹雄「はい」
津浪「地球が、太陽の周りを周っとる一つの星や、ちゅうことを昔の人は信じなかったそうや」
徹雄「せやけど、ようそんなこと発見できましたね」
津浪「誰も信じなかったそうや。すごいのは発見したことよりも、それを信じ切ったことや。誰が批判しようが、笑おうが自説を曲げなかったことや。人は群れたがるし、迎合し妥協する。自分に信念というモノがないからや」
徹雄「…………川谷の親分に、言われた事があります。極道は何のために命を張るのかと。親ややない代紋や、と教えてくれました。誇り、意地、結束の象徴、それが皆のモンやからやと」
津浪「代紋を信じる、それは信念や。よこやりが入ろうが、邪魔されようが信じ切ることや」
極道の紋章 第十二章
星との距離
【星との距離】
⇒あの星は今、輝いているのではない。中には1憶年前に輝いた星もある。
光の速さすら届かない星から1憶年かけて地球に届く。
星を見るということは、過去を見るということ。逆に言うと、過去から見られている。
極道の紋章 第十三章
彗星
【彗星】…
塵や氷の塊で出来ており、細い楕円の軌道で回る太陽系小天体。
⇒
(津浪、源田に向かって)「おまえは彗星になれ」
津浪「隠れてるんやない、相手に見えんでけや。正面切って動くだけが、ケンカやないで」
太陽の近くをまわっているので、太陽の輝きでなかなか見ることができない。
極道の紋章 第十四章
てんびん座
【てんびん座】…西はおとめ座と、東はさそり座と接する。
●時期:12月~8月の約9ヶ月間
●見頃:梅雨~初夏
⇒(キム・ジョンホに向かって)
津浪「人には馬鹿げたような事に見えても、自分にとって大事な事がある」
極道の紋章 第十五章
宇宙は膨張している
【それが宇宙のしくみです】
…宇宙は膨張しているので、遠くの星は視界から消えていく。
⇒徹雄「まるで組織を大きくする為に、散っていった者たちのようですね」
極道の紋章 第十六章
太陽の引力
【太陽の引力】…太陽系の星は、太陽に引っ張られて動いている。
引力が弱かったら、太陽系から飛び出してしまう。
⇒津浪「頂点に立つ者は、その引力が必要や」
太陽は大きいから引力は強いが、人間は大差無いので『懐の大きさ』で決まる。
極道の紋章 第十七章
ビックバン
【ビックバン】…宇宙は爆発によって生まれた。
⇒津浪「新しい何かが生まれる為には、巨大なエネルギーが必要なんや。戦争に臨むには己の全ての力を発揮せなあかん」
極道の紋章 第十八章
いて座
【いて座】…夏の南天に低く輝いている星座で「南斗六星」が目印。
●時期:3月~10月の約8ヶ月間
●見所:7~8月
⇒津浪「頂点に立つもんは、その苦しみに耐えなあかんちゅう事や」
極道の紋章 第十九章
日食
【日食】…見かけ上、月が太陽を隠す現象。
月は、太陽の1/400の大きさしかないが、その月が太陽を覆い隠す。
⇒津浪「福島の拠点は日本から見たら小さなシマや。しかし、全国制覇のためには大きな一歩や」
極道の紋章 完結編
惑星
【惑星】…惑う星。恒星の周りを周る星。
→太陽系の惑星は太陽の周りをまわっているが、それぞれ軌道が違うので位置がズレて見える。同じように動いているように見えても、微妙に違う。
津浪「人間も同じや、ちょっとした思いの違いが行く道を変える」
極道の紋章 外伝
いっかくじゅう座
【いっかくじゅう座(一角獣座)】…
オリオン座のペテルギウスと、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンが作る「冬の大三角形」の中にすっぽり収まっている星座。
●時期:12月~5月の約6ヶ月間
●見頃:冬(20時正中は3月上旬)
津浪「見える敵には筋は通せるが、見えない敵には筋は通せない」
陵誠会(沖田連合)VS初代八神組には協力をしなかったが、2代目八神組には協力
(ココが見えない相手と見える相手の違い)。
極道の紋章 外伝2
星を見ていると…
【はじめて津浪の趣味を知る】
徹雄「こんな趣味があったんですね」と、初めて津浪と星の話をする回。
津浪「星を見ているとな、いつも思うんや。人間はちっぽけな存在やと」
そんなちっぽけな人間同士が争っているが、争いがある以上戦いは避けられない。
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