| ヘルヴァ・ボス | |
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シーズン3 エピソード1 カメの絵文字
ブリッツ
「やっと来たか、モックス。茶番は俺がコーヒー飲んだ後にしろ。ったく、朝早すぎ、カフェイン足んなすぎ」
「モックス、電話なんかすんな。情けないぞ、もうちょっと待ってやれ。ミリーとおまえは別人だってちゃんと分かってんのか?」
「おい、集中しろ」
「集中しろっつてんだろ!スマホ触ってるヒマねえぞ!」
「下ネタ三昧で、ベタベタしてきたエロエロふくろうはどこいった?」
「わかった……なら、せめて映画くらい一緒に見ようぜ。飯はデリバリー」
「そういや、言ってなかったけど、今日はよくやったな、大活躍だったぞ」
モクシー
「遅刻してすみません、でもミリーが心配で」
「ミリーに薬飲んだか、確認してたんです。机に出しておくの忘れちゃって」
「なんで返事してくれないんだよお」
「既読スルーされてる!ほんと何が起きてんだよ。こんなこと初めて!電話します」
ミリー
「ストラス。あなたは私たちを救ってくれたよ。勇敢だった。代償も大きかったよね、言葉にできないくらい感謝してる。私も、みんなも。だから自分をそんな風に言わないで。私たちはもう仲間。これから私のこと、ミリーって呼んで!」
「みんなには話せてない。モクシーにすら。混乱しちゃって、まだ頭の整理がつかないの!お願い、誰にも言わないでね」
「それは……一人になりたくて、大丈夫。私たちは大丈夫。でも考えたいことがあるの。少し時間くれる?お願い」
ルーナ
「人出なら足りてるよ。私もいるんだから」
「事務仕事はストラスがやってるし、私は現場のほうが向いてる」
「始末してくる、一人で」
「たしかに、見てなきゃいけないやつがいた」
「ふざけんなよ、わざわざあいつのために、ここまで来て働いてやってんのに、珍しく話してもいいと思ったら、これってマジなんなの?!どこいいんの?ホントに!」
「ああ、まあ。……だって誰かがやんなきゃいけないし」
ストラス
「本当は、気持ちを受け止めたい。ブリッツは差し出してくれてる、ずっとずっと欲しくてたまらなかったものを。でも、私は……娘を手放した、彼をとって何もかも捨てて、多くの人を傷つけてしまった。もしここで自分を甘やかしたら、残るのは罪悪感と恥!どこまでも身勝手な私だけ!……そんなもの背負わせられない。彼にふさわしいのは幸せになれる相手。こんな私じゃ、もう戻れないんだ。ブリッツの知ってる恋に悩む能天気な私には、そんな資格もない」
「ありがとう、ミリー」
「もしかして、お腹に赤ちゃんがいる?ちょっとうっそ。ミリーすごいすごい。もう最高におめでとう!赤ちゃんなんて、押しつぶされそうになるよね」
「ねえ、聞いて。何があろうと絶対大丈夫、いつかちゃんと伝えられる」
「自分のことをどう思ってるかも分からない。というか何もかも…………はあ、ブリッツ。もうこの話はしたくない、ごめんね。心の底ではやり直したくて仕方ないんだけど、それじゃダメなんだ。そんなの間違ってる」
シーズン3 エピソード2 葛藤とフレネミー
ブリッツ
「モックス。おまえには言っとく、歌を歌うのって案外悪くねえんだな。歌を歌えば、ハッピー!俺、歌うの好き。それにストラスも歌が好き。しかもあいつ、めちゃくちゃ上手いんだよな」
「付き合わせたのは俺だよ、じゃあ~~~、俺寝るわ~」
モクシー
「しっかりしてください、ボス。ぼくらのためじゃない、相手のためなんです」
「僕はまだまだ帰らない。この気持ちを歌い続けます。ミリーが話す気になってくれるまで」
「今日はありがとう、ブリッツ」
「みて、プロテクター入りの戦闘服にリーチの長い槍も必要だからと思って、ああ~とはいえ、君が選んでいいからね。選択肢は用意しといた、でも全部放り捨てたっていい!」
「なんでも言って。僕が叶えるから」
「僕、パパになるんだ!超サイコー!」
ミリー
「まずは気持ちの、はぁ…整理が必要かなって」
「まさか!それはない。だからこそ、頭が混乱してんの」
「キャス。ほんといいアイディアだし、いいチーム名。二人で殺しまくって、この領域至上、最強の暗殺者チームになんの!絶対やれるって!」
「ねえ、キャス。私、やっぱり素手の方が得意。ナイフとか!銃はヘタクソなの。だから元のやり方に……」
「作戦?!あんたが怒ってんのってそこ?無関係の人たちが死んだんだよ。あんた自分でリサーチは完璧だって言ったよね?どこが……」
「あんたって、いっつもこう。ずっと言ってる、ミリーは変わらなきゃ。で、私は賛成したふりする、あんたの言うプランや作戦やアイディアに!彼氏にまでこんなことに巻き込ませて、これ以上私に何をさせたいの?」
「キャシティーなんて目じゃない。私が怖いのは、このあとだよ。私、こういうの大好きでしょ。命懸けで、殺し合いして、アドレナリン全開で、いつ死ぬか分からない危険の中で生きることが。それが私らしい生き方!けど、そのうちこのちっちゃいのをお世話することになるだなんて、私。そんなのできるのかな?」
「うん、知ってる。でもあの人、心配性だし、思いこみ激しいし、すっごく手がかかるのよ、ほんとに。(笑)いや、誤解しないで、あの人の世話をするのは全然イヤじゃない。でも、まあまあ大変なの、そこへ子供が走り回るようになったら、あの人パニくるかも。それに暗殺者って、危険な仕事よ。あの人、きっと安全な普通の暮らしをしようって言い出す。そしたら、私らしさがなくなっちゃう、どうしたらいいの?私は。あの人が望む通りに、自分を変えられなかったら」
「あの人って、私が初めて一緒にいて自分を変えなくていいと思えたインプなの。あの人が私がブチ切れても、間違ってるとか考えすぎって言わない。どんな時も愛してくれて、分かってくれる。我慢強くて優しくて、心が広くて、私が強くてもひねくれない!」
「そうね、やってやるわ」
「殺したりしないよ、キャシティー」
「自分のことは自分で決める」
「モクシー、本当に愛してる!」
サリー
「できるに決まってるじゃん。私を見て、あんたが育ててくれたんだよ。あんたの旦那はちっちゃくて泣き虫だけど、優しいやつじゃん。あかちゃんのことも可愛がってくれる」
「あいつがあんたを変えようとしたことあった?」
「もう答えは出てるんじゃない。ほら、そろそろ気持ちに整理をつけて、あのバカ女をバラバラに引き裂くのよ」
「かっこいいよ、ミルズ。あんたらしくね」
Wackford Hoedown Sing-Along
シーズン3 エピソード3 ふんだりけったり
ブリッツ
「大丈夫だって。休みだと思ってリラックスしろ、俺たちはしばらくこっちに戻って来ねえし。自分にご褒美あげたらどうだ?羽根とか爪のお手入れしてさ、で、俺が帰ってきたら、そのキャワイイクチバシがにっこりしてるとこ、見せてくれよ」
「ルーニー、ストラス係頼んだぞ。こいつの羽、うんと伸ばしてやれ、じゃあな!」
「なんかあいつ、植物で頭いっぱいなんだよ。で、これならたまたま地球に生えてるって書いてあったんだ。だから探して持って帰ってやれば、もしかしたら、なんつーか、うまくいくとか、笑顔にしてやれるとか、わかんねえ。けどなんかできんだろ」
「ああ、悪いな。反射でつい攻撃モードになっちまった。おまえの言うことも一理あるような、気もしなくない、かも?たぶん」
「モクシー、ありがとう。たぶんな」
「何してんだ、爪の手入れでもしろって言ったんだ!穴じゃねえぞ!」
「うん、うん、そう言ったな。確かに俺が言った。言った、言った、言いました。ハイ、さっさと行け、やりまくってこいよ!」
モクシー
「どうやって人間はここで生きてるんです?僕ですら暑い。みんなマモン教みたいな声してるし」
「ボス、大切な人のためにバカなことをする気持ち、分かるとしたら一人しかいません。僕です」
「いいですか、こんな風に側を離れて、僕らを怒りみたいな場所で連れ回して植物を探す前にですね、ボスの気持ち伝えたらどうです?キチンと、話して」
「ハートに関することなら、いつでも歓迎ですよ」
ミリー
「地の果てまで追いかけ回したかったのに!簡単に死ぬなよ、バーカ」
「私はオーケー!命つくってるせいかな、なんか他の命奪いたい!」
「わたしはココ大好き!地元みたいでいい感じ!」
「その話ならしたでしょ、モックス。必要な時は安静にするけど、今は絶好調」
ルーナ
「うそでしょ、おまえが言うなって感じかもしれないけど、いいかげんスマホ置いて楽しみなよ。会社よりマシだよ」
「せっかく来たんだし、ちょっとくらい楽しんでもいいじゃん。記憶飛ぶまで飲むとかさ」
「どいつもこいつもクソだから、ロクに知りもしない連中に見下される気分なら私も分かるし。でも、あんたはあのサタンに真正面からタンカ切ったんだよ、そういう連中のために、わたしらのために。それって超かっこいいと思う。だから気にすんな!行こう、負け犬同士仲良くやろうよ、ほら」
ストラス
「それはどうかな」
「楽しむ資格はない。それがどんなに、ちっぽけでも」
「なんでそんなに優しいの?」
「ああ、ちがう。そうじゃないよ、勘違いしてるね、別に、うん、相手は探してない。そういうのはいいんだ、えーとね、自分でも何を求めてるんだか、でも、恋愛じゃないし、恋人じゃない、それはだめ、だけど、人肌が温もりが、恋しくてスカスカなんだ、心が。でもどうしていいか分からなくて」
「べつになんの意味もない、でも、でも、言ってたよね、リラックスしろって。だから必要なことしてる」
「……それはどうかな」
シーズン3 エピソード4 修羅場な裁判
ブリッツ
「ルーニー、パパは切れ散らかし型のうつだ。特定のクソ野郎に怒りをぶつけたい、うつなんだよ」
「ルーナ。おまえを愛してるけど、この気持ち分かるか?心から望んでる相手が他のやつと、ちちくりまくってたんだぞ!」
「でもおまえは、……俺の何かではある!」
「なに以来だ?やっと心を開いた俺をゴミみたいに捨てたくせに、次は捨てたらフタ閉めろよ!おまえが中だしされてるのを見ていたくないからな!俺はゴミ箱がお似合いなんだろ!」
「おまえさ、最初っから俺と付き合う気なんてなかったんじゃないか。だって事前に何の警告もなかったし、話し合いの一つもなかっただろ!それで俺が本気になった途端、おまえ穴おっぴろげて、地獄中の誰とでもやり始めたじゃねえか!」
「俺たちの関係は、おまえが現実逃避するためのものだったんだろ。現実から逃げるために、俺とやって、今は俺から逃げるためによそでやってる!」
「悪いな、ストラス。もう一回言ってくれ、俺にはみんなで使い回してるケツ穴から垂れ流される愚痴にしか聞こえねえんだよ!」
「よくも言ったな、チクショウ!くたばれ!俺だっておまえにだけは心を開いてきたんだぞ。この心臓を差し出した!それなのに、おまえは何をした?!よりによって、他のやつらとやり始めたじゃないか!」
「俺はこのまま愛されないクソ野郎でいるぞ!だからおまえもそのまま薄汚いアバズレでいたらどうだ!」
「おまえに泣く権利なんかない!泣くのは傷ついた俺だろう!おまえが傷つけた!」
「憎い気持ちを罰する気持ち、俺にも分かるよ。でもまさかそんな理由だったなんてちっとも知らなかったよ、ストラス。悪かった」
「何がふさわしいか、勝手に決めんなよ」
「俺たち、人生でいろんなものを失ってきたよな。お互いを失う世界線だってあるかも。でも、そんな世界線はイヤだ」
「俺にとってものすごく難しいことではあるんだけど、俺が大人になれば関係がうまくいくんだったらたとえ今すぐ一緒にはなれないとしても、俺はやってみるよ。もう絶対におまえのこと、泣かせたくないから、ストラス」
「なあ、おまえって。みんなを盛り上げる才能があるよな、良かったら本家IMPで働いてみないか?」
モクシー
「彼は恋しててバカだったんだよ、ミリー」
ミリー
「ブリッツ。ワックフォード一家は殺さない、家族ぐるみで友達なの」
「大丈夫、誇らしいよ。ブリッツ」
ルーナ
「そのクソ野郎ってストラスのこと?それとも自分のことが大っ嫌いモード?」
ストラス
「いいかげんにしてくれる?まず私は、元カレじゃないから」
「ブリッツ。もっと合法的に解決したらどうかな?手伝ってもいいよ、長年地獄の司法制度を研究したから」
「私は君と仕事をしたいの!でもあれ以来、君の態度はほんとに最悪で」
「私の元へ戻ったのは、魔導書を盗むためだったくせに。君は仕事のために私を利用した!その仕事のために私は今ここで戦ってるんだよ!」
「ちょっとそれ、本気で言ってるの?私は君のために、命を捨てかけたんだよ。そっちは私なんか気にかけてなかったくせに!ははっ、私は今まで、それこそ必死で!自分の気持ちを伝えてきた、そして逃げ道も与えた。見返りは求めずにね!それなのに、君は一度も信じなかった。そして今も!信じていない!」
「私をベッドに縛って、猿轡をかませたくせに。支配してたのは私?はじめに君が私を縛り付けて、噛みついてきたんでしょう。君が私のみだらな部分を引き出した。それを望んだんじゃないの?誤解だったの?本気で興奮してると思ってたのに、(笑)いまさら、気づくなんて」
「あの関係には何の意味もなかったって言ったの。私は自分がしてきたことへの罪悪感に押しつぶされそうで、そこから逃げるか罰を受けるか、しようとしてただけ!今はそのことにも罪悪感持っちゃう。あ~~君が元恋人たちに嫌われてるのも納得」
「これは私のせい。こんなつもりじゃなかったの、なのに、こうなった。悪いのはぜ~んぶ……」
「ごめんなさい、君を苦しめたことも、私の過ちも。全部悪いのは私……なにやってるんだろう。私は何してるの?!わざわざ踏みつけられたり、侮辱されたりして、でもふさわしいのかも。でも、君にやらせたくなかった。だって、侮辱する相手だとしか思われなくなっちゃう。だから、いや、君の言う通り、君の望み通りに、させればいいんだよね。それが私の望みでもあったんだから。でも、えっ…え、分からない。どうして?!」
「ブリッツ、私は君と一緒にいたい。でも、できない。だって、娘よりも自分の望みを優先したってことを一生考えちゃう。それで娘を失った。私の一番大切なものだったのに。娘を裏切って、いろんなものを壊した。私はその罪と恥から、ずっと逃げられない。君にはふさわしくない」
「ええ、私も」
「ありがとう、ブリッツ」
「私も法律には詳しいのですが、正式登録されていなくても、他人の著作物を盗用するのは許されません。あきらかに酷似しています」
「君がいいことをして嬉しいよ、ブリッツ」
シーズン3 エピソード5 オークション
ブリッツ
「べつに。強盗計画を立ててるだけ。またあの城から盗むんだからな。これで三度目だ。そんなの泥棒なら絶対やらないリストのトップだぞ。だから隙のない計画がいる」
ストラス
「ふざけるなよ、あのクソビッチ!」
「ロケットだよ。母から受け継いだ、母のモノはこれしか残ってない」
「死んだの、私を産んですぐにね。これはたったひとつの繋がり。なのに、あの魔女ときたら、その辺のガラクタみたいに売り飛ばそうとしてるだ」
「見くびっているようだね、ゴエティアがどれほど金を持っているか。どれほど私を嫌っているかも。たとえどんなに下らないものだったとしても、きっと大金を積むさ。壊して楽しむか、優越感に浸るかその両方のために。もう打つ手はないよ」
「私の絵、ひどくない?」
「僕も、一緒にいたい。でもやっぱり無理だ。使命を果たさないと、父やステラ、一族のために。君との1年は最高の時間だったけど、今日で終わり。終わらなきゃ。僕は跡継ぎを残すんだ、ごめんね」
「(日記へ。この気持ちは2回目。でもヴァッサーゴは幻想じゃない。本物をくれた。なのに怖くて受け取れなかった、もし勇気を出してたら、そればかり考える。あまりに悲しくて胸がはちきれそう。でも、それがなんだ。ステラがもうすぐ卵を産む。私の存在意義だ。パパになるのは楽しいかな。いつか分かる、ヴァッサーゴほんとにごめん)」
「ヴァッサーゴ、ありがとう。でも、どうして?」
ヴァッサーゴ
「どうしても他人の手に渡したくないものが一つあって、きたんだよ」
「ストラス、ここを出よう」
「違うよ、傲慢から出るんだ。どこにでも行ける。なんだってできる!一緒に生きようよ。二人なら太陽にも住める!それか、それか、無人島でもいい!最高じゃない」
「地獄はずっと昔から存在してる。また戻ってくればいいよ。まず生きよう、僕たちらしく」
「どう?心の準備は?」
「これだよ、渡したくないもの」
「彼は今夜、僕の召使いなんだ。だから僕のものを守ってる。確かに手順通りではないけど。君には大金を支払う約束をしたばかりだよねえ」
「まずはディナーから始めないか?歳をとって我慢強くなったんだよ」
Crimson Sky



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