ココが好き!
1942年6月:ミッドウェイ島沖
赤城:炎上
加賀:走行不能
「作戦中止!全艦、敵勢力圏内を退避せよ。本作戦は中止する」
三隈、撃沈。
海に落ちた者たちを救出。
- 早瀬:足をケガした寝そうな隊員をビンタして起こす。
早瀬「寝るな! しっかりしろ!」
1941年12月8日:(帝国海軍)真珠湾攻撃
「1941年12月8日。帝国海軍によるハワイ真珠湾奇襲攻撃をもって、日本は米英ら連合国との戦いの火ぶたをきった。以来、日本の連戦連勝が続いたが、半年後ミッドウェイ開戦の惨敗によって、形勢は一気に逆転する。米軍は着々と日本の勢力圏を奪う中、日本軍は撤退を余儀なくされ残された将兵の救出は、小回りの利く駆逐艦に託された」
1943年2月:ガダルカナル島沖
救出活動。
「そして駆逐艦は艦隊護衛に加え、兵員、物資の輸送、乗員の救助など大車輪の働きをしたが、次々と海へ沈んでいった。しかし、雪風はどんな過酷な戦場でも、仲間を救い、必ず帰ってきた。いつしか海軍ではこの船を幸運艦と呼ぶようになっていた」
1943年10月:ラバウル
- スコールで身体を洗う。
【船上】早瀬、東
- 早瀬:本日付けで「雪風」はおまえらの十七駆逐隊。
十六隊はうち以外みんな沈んだ。 - 東:海軍一の幸運艦が来てくれて頼もしい。
早瀬「幸運かどうかは分からんが、なんとか生き延びてる」
1500から「雪風」新艦長の着任式。
【井上】ミッドウェーで助けたあの子が、加入!
【船上】早瀬、井上、ほか
- 井上:ミッドウェーで救出されて「雪風」の乗組員となる。
早瀬「駆逐艦初めてか?」
井上「はい!」
早瀬「いいぞお、駆逐艦は。特に水雷は、ロクデナシ揃いだ!」
- (索敵):敵機、右30度
各自、戦闘態勢へ!
【戦闘終了後】
- 井上:船酔い嘔吐。(元巡洋艦「三隈」の乗組員)
早瀬「そりゃ巡洋艦に比べりゃ、揺れるわなあ。すぐ慣れる」
【寺澤/中川/有馬/藤井/佐々木/早瀬】着任式前の挨拶。
【操舵室】寺澤、中川、有馬、藤井、佐々木/早瀬
- 寺澤:停泊中なのに、釜を炊いていた?
- 早瀬:連日空襲があるので、いつでも動けるようにしていた。
寺澤「さすが、カンダ艦長が鍛え上げただけのことはある。良い船だ」
早瀬「ありがとうございます!」
寺澤「先任伍長は雪風に乗って、何年になる?」
- 早瀬:艤装からになるので、4年と7か月。
佐々木「下士官と兵を束ね、この船を一番知ってる男です!」
- 寺澤:ミッドウェーでは無理しすぎ。あの場は早く離れるべきだった。仲間の救助は大事だが、判断を誤れば、船を失う。
【(雪風)】寺澤艦長着任のお言葉!
【船上】寺澤艦長の着任式
寺澤「寺澤だ。皆、よくやってくれた。諸君らがこの船で培ってきたものはしっかり見せてもらった。これまでも今まで通り、各々の任務を果たしてもらいたい。艦長が変わっても、この雪風は何も変わらない!よろしく頼む。以上」
【寺澤】江田島兵学校の同期:写真
【艦長室】寺澤
- 『写真の裏』
- 遠山清二 十七年六月/ミッドウェイ島沖 飛竜
- 町田健吾 十七年十一月/ガダルカナル島沖 比叡
一方その頃、内地では…??
- 在郷軍人会のヨシカワ、モリヤ:作付けの指導。
【休憩】ヨシカワ、サチ
- サチ:母の調子は良くない。兄は「雪風」に乗っている。
「1944年に入り、米軍の攻勢は勢いを増し、日本軍の拠点は次々と失われていった。しかし、連合艦隊は懸命に抵抗を続けることになる」
1944年6月:《作戦会議》マリアナ沖海戦前
【連合艦隊軍令部】
- (説明):ラバウル、トラックが無力化され、次に米軍はマリアナ攻略してくることは明白。猶予無し。「空母、大鳳、瑞鶴」を中心とする機動部隊。「大和武蔵」らの主力水上部隊により、敵艦隊殲滅を図る。
- 古庄:敵も機動部隊増強。見積りでは「航空母艦15隻、艦載機はおそらく1500機」。こちらは何隻出せるのか?
「約、450機です」
古庄「最新鋭のグラマンに対して、1/3ですか」
「戦闘機による奇襲攻撃で、敵の機先を制します。その混乱に乗じて、爆撃機と雷撃機で空母を叩きます」
古庄「しかし、真珠湾以来の優秀なパイロットたちの多くを失った今、新たな搭乗員の訓練は整っているのですか?」
「ですから、まずは40機以上の偵察機を飛ばして、徹底した索敵を行い、確実に敵の虚をつきます。操縦技術が多少未熟でも、強い覚悟がそれを補います」
1944年6月17日:『雪風』の仕事
触礁により、スクリュー破損! 速力低下のため護衛任務!
【操舵室】寺澤、中川、有馬、藤井、佐々木
- 中川:決戦前に「スクリューを傷つけ速力低下」。艦隊直掩に参加できなくなった。
- 寺澤:海図に載っていない岩礁エリア、総監していたのが中川だったので、スクリューひっかけ程度で済んだ。給油船護衛は大事な任務。
●田舎の話:
- 中川:輪島出身。少し足のばして和倉温泉がある。
- 寺澤:こっちは道後温泉!
- 有馬:松山!「夏目漱石の坊ちゃん」ですね!
- 佐々木:顔に似合わずそんなもの読んでる!(笑)
●これからの戦況
- 藤井:「米海軍はマリアナだが、陸軍はフィリピンに向かう」との情報。どちらかが陽動作戦なのか?
- 寺澤:敵の兵力は豊富。二方向から日本を狙っている。
- フィリピンを奪われれば⇒石油が止まる
- マリアナ諸島(グアム、テニアン、サイパン)が奪われれば⇒日本全土がB29の爆撃機圏内に入る。
⇒夜が明ければ、敵がくる。
- 寺澤:「早めに飯の準備、休める者は今のうちに」指示。
最大戦速の半分は、どのくらいの速度なのか??
【水雷】
「機関長の話だと、最大戦速の半分程度らしい」
早瀬「半分?せいぜい16ノットか」
▼16ノットはどのくらいの速度なのか??
⇒1ノット(1.852m)×16=時速/29.632m
ノット (knot 記号: kn, kt)は、速さの単位であり、1ノットは1時間に1海里 (1852 m) 進む速さである。
引用:wikipedia
1944年6月19日:マリアナ沖海戦
【雪風】大鳳、翔鶴、航行不能の知らせ。
(伝令)「第一機動司令長官より入電!空母大鳳、翔鶴、敵勢艦魚雷攻撃により、航行不能!」
有馬「待ち伏せしちょったか」
寺澤「態勢警戒を厳となせ」
【雪風】玄洋丸が魚雷で損傷!! 雪風は敵船を追う!魚雷をかわす!!
「魚雷!前方、玄洋丸に向かっています! 間に合いません!」
- 寺澤:(「卯月」に)玄洋丸の救助を頼む!ワレ、敵船を追う!
「最大船速!」「爆雷せん用意!」
「敵船、捕まえました!左30度!」
寺澤「よし、取舵いっぱい!50度ヨーソロ」
早瀬、入室。
- 早瀬:今の速力では敵船補足は難しいと思われ。給油船について護衛すべきでは?
- 寺澤:敵船に我々が近い。追わなければさらに被害が出る。
早瀬「しかし、逆に魚雷を食らいかねません」
寺澤「爆雷投射!用意」
早瀬「……了解」
爆雷投射後:何も浮かんでこず。
「魚雷、左40度! つっこんできます!」
「魚雷音、感度3!」
寺澤「取舵いっぱーい」「最大船走!」
「魚雷音、感度4!」
寺澤「手空き乗員は右舷へ退避」
「魚雷音、感度5! ……魚雷きます!」
魚雷をかわす。
「本海域を離脱したようです!」
スコール豪雨。
(伝令)「第一機動艦隊より入電!空母、大鳳、翔鶴、沈没ス」
寺澤「玄洋丸の救助に向かう」
⇒玄洋丸の救助!!
【佐々木/早瀬】「残って護衛した方がよいのでは?」と進言したことについて
【室】早瀬、佐々木
- 早瀬:出過ぎたことを言いました。
- 佐々木:あの速度(16ノット)で敵船を追うのは危なかった。だが、爆雷をドカドカやられて敵も慌てた。やつらにとって一番怖いのは『爆雷』。
早瀬「はい。苦し紛れに、魚雷を撃っておきましたが、あの後攻撃は止みました。逃げるしかなかったんでしょう」
佐々木「まあ、残りの船は救えた」
【早瀬/井上】なんでも屋さんの水雷!
【魚雷室】早瀬、井上
- 早瀬:これを済ませたら弾の点検。
早瀬「俺たち水雷はな、魚雷を撃たない時は、弾運ぶ。機銃員がやられたら代わりにぶっぱなす!で、戦闘が終わったら、海に投げ出された仲間を助ける。要するに、海軍のなんでも屋だ」
井上「はい!」
- 井上:東京深川出身。夏は毎日墨田川で泳いでいた。少し行けば海!
- 早瀬:しの?の山の中。海軍に入るまで海は見たこともなかった。
●家族について
- 井上:父は中国で戦死。母と祖母がうちを守っている。
早瀬「じゃあ、井上家の跡取りは必ず生きて帰らなきゃな」
~~~
井上「先任伍長」
早瀬「ん~」
井上「日本は空襲に遭うんでしょうか?」
早瀬「(笑)そうならないように、俺たちが頑張るんだろうが」
井上「はい!」
「帝国海軍が総力をあげたマリアナ沖開戦で、最強を誇った機動部隊は事実上消滅した。これにより米軍はフィリピンへとその矛先を向ける」
1944年7月7日:フィリピンの戦い
【作戦課】古庄、西野、足立
- 西野:次はフィリピンですか?
- 古庄:戦闘機を集めて、ダバオで航空部隊を立て直さねば。
- 足立:今のままでは、水上兵力のみでマッカーサ上陸を阻止になるかも。
古庄「それだけは避けたい。マリアナでの空母以外の損傷は?」
西野「大和など、戦艦巡洋艦に被害はなく、駆逐艦もみな帰ってきました。あの幸運艦もです」
古庄「幸運艦?」
西野「雪風です。開戦以来、どの戦場からも他艦の乗員を救い、必ず戻ってきます」
足立「大した船です」
古庄「雪風……今の艦長は誰だ?」
- 西野:寺澤一利中佐。
- 古庄:寺澤は「開戦前、ここで俺の部下」米国駐在の経験あり、国力の差は身に染みていたはず。米英との戦争は反対だった。その後⇒連合艦隊司令部に配属。
古庄「海軍の中枢を歩んでいた男が、今は最前線で戦っているのか」
岡田、入室。
- 岡田:「サイパンが陥落」報告。
「1944年7月7日。日本の絶対国防圏とされるサイパン島が米軍の手に落ちた」
呉海軍基地:それぞれの。
【早瀬】妹サチからの手紙。
【部屋】早瀬
●『妹サチからの手紙』
- 犬のハチを預かっている(隣のジローが15になり、志願して兵隊に行ったため)。
- 母:「ハチの顔がどこかお兄ちゃんの顔に似てる」と。最近は顔色も良くなり畑に出ている。
- サチ:先月から週3、街の軍事工場で働いている。秋になったら、りんごを持って会いに行く!
【寺澤】志津の父、葛原が来訪。
【寺澤家】寺澤、志津
もうすぐ多賀子の誕生日『髪留め』。
- 寺澤:山下が死んだ(トラック島司令部にいた)。
- 志津:江田島兵学校の仲間がまた。
寺澤「みんな……先に逝ってしまう」
志津の父(葛原)、魚を持って訪問。
- 葛原:この歳になってまた造船所に呼び戻され。週3~4で図面引き。
葛原「前線で頑張っとるおまえさんらに比べりゃ、なんてことはない。さあ、もっといけ。ほれ、刺身もどんどん食え。米も砂糖ものうなったが、魚だけはたっぷりおるけえ」
- 葛原:「武士道とは死ぬことを見つけたり」などと知った口を叩く。
葛原「大間違いじゃ。本来、武士道にあるのはいつ死んでも後悔せんようにしっかり今を生きるってことだ。この戦、国中が焼け野原になるまで終わらんかもしれんなあ。日本は舵のきかん船になってしもうた。だがこんな船でも、浮いとる限りは全力で沈まんように頑張るしかありゃせんわ」
『雪風』余暇。
- 雪風乗組員:それぞれの過ごし方。
【寺澤/早瀬】寝る前の、ルーティン
【船上】寺澤、早瀬
- 早瀬:寝る前には艦内を一回りしないと落ち着きません。
- 寺澤:(声をかけるが……)
【寺澤】江田島兵学校の同期:写真その2
【部屋】寺澤
- 『写真の裏』
- 山下隆を追加。
寺澤「俺ひとりになったか」
1944年10月:シンガポール南 リンガ泊地
【操舵室】寺澤、中川、有馬、佐々木、藤井
「そして連合艦隊は、米軍のフィリピン上陸を阻止すべく、リンガ泊地に集結した」
- 寺澤:5日後には「マッカーサ陸軍部隊が400隻の輸送船でテイテ湾からフィリピンに上陸」予定。
①そこには「ハルゼー機動部隊」「第七艦隊の空母」が待ち構え。
②「第一機動部隊」が囮として「ハルゼー」を北に引き寄せ。「西村艦隊」がスリガオ海峡から突っ込み!同時に「栗田艦隊」が北からレイテ湾に入り、敵上陸部隊に砲撃!
③最後に「志摩艦隊」が突入!、で残る敵を始末。
有馬「ようやく、大和の主砲の出番じゃ」
中川「そうなれば、敵上陸部隊を討ちとれます」
藤井「しかし、敵の艦載機は1000機。友軍機は間に合うのでしょうか?」
寺澤「……ああ、難しいかもしれんな」
有馬「……じゃあ、丸裸ちゅうことですか?」
寺澤「マリアナを落とした今、フィリピンまで奪われれば南方の資源地帯を失い、日本の生命線は断たれる。司令部は相当な被害覚悟で本作戦を決断したのだろう。我々はレイテに行かねばならない」
ハルゼーは、どれくらい強いのか??
【部屋】
ハルゼーはそんなに強いのか?
⇒強い。ガダルカナルにソロモン、ラバウル。全部あいつにやられたようなもの。
「ハルゼーさえいなきゃ、我が大和が敵の上陸部隊に46センチ砲をぶち込めるってわけだ」
「よーし、これまでの借りを返すぞお!」
「「「よぉーし!!」」」
1944年10月:レイテ沖海戦
【第二艦隊】栗田健男
「当初の作戦通り、二方向からレイテ湾を目指した三艦隊だったが、西村艦隊は120本の魚雷と5000発の砲弾を受けて壊滅。それを後方から確認した志摩艦隊が戦線を離脱する。レイテ湾を目指すのは栗田艦隊のみなった。」
- (伝令):「西村艦隊」全滅!「志摩艦隊」戦線を離脱。
- 栗田:ハルゼーは小沢に食いついたか?
⇒まだ連絡なし。
【第三艦隊】小沢治三郎
- 小沢:米軍機に数で太刀打ちできない。
敵機!右前方!ハルゼーの偵察機。
【雪風】寺澤一利
- (電探):反応なし!
レイテ湾までの距離は約60マイル。あと2時間ほどで突入。
- 有馬:それにしては静か。
- 寺澤:小沢さんがハルゼーを引き寄せたのだろう。
友軍機が、雪風を横切る。
(電探)「艦あり!敵艦隊と認む!」
敵空母(距離1万5000)を発見!!
- 中川:上陸部隊の護衛空母でしょうか?
- 寺澤:ああ、第七艦隊だろう。
【第二艦隊】栗田健男
栗田「全艦、敵艦隊を撃滅せよ!」
【雪風】寺澤一利
(伝令)「第二司令長官より入電。全艦、敵艦隊を撃滅せよ」
寺澤「戦闘用意。大和の進路を確保する」
魚雷戦用意。
寺澤「磯風。こちら雪風。目標前方、空母。距離、1万2000。このまま、7000まで近づいて魚雷の射程を確保する」
神宮寺「了解」
磯風も雪風に続く。
「敵機!右30度!急降下!」
機銃対応!
無線機破損、負傷者発生!
中川「敵空母まで、距離9000!」
寺澤「とーりかー 15度ヨーソロ」
【第二艦隊】栗田健男
(伝令)「米軍の通信を傍受。小沢艦隊に向かっていた、敵機動部隊はすでに当海域に急行している模様です」
~~~
(伝令)「『筑波』沈没!『鳥海』大破!」
~~~
(伝令)「『能代』『鈴谷』方向不能!」
- 菅野:ハルゼーを迎え撃つべき!
- 白井:レイテは目の前!
栗田「反転。…………本海域、離脱」
白井「長官。このまま進めばマッカーサを撃てます」
栗田「…………三百二十度に、右一斉かいとう。全艦、反転せよ」
- (伝令):雪風が反転しません!
【雪風】寺澤一利
【雪風】敵空母まで距離8000!
- (伝令):周囲に味方がいません!
無線は繋がらない。
- 有馬:反転すべきでは?
- 佐々木:目の前はレイテ湾。空母も見えている。
- 寺澤:空母まで8000切っている。今反転して横っ腹を晒せば、魚雷のマトになる。進路このまま、敵陣突破!
寺澤「目標、敵空母。魚雷戦用意!」
魚雷戦用意!
距離7000
\\\てぇー!///
敵魚雷2本が、雪風に向かってくる。
寺澤「おもーかーじー。10度ヨーソロー」「とりーかーじー5度ヨーソロー」
2本の魚雷を避ける!
「敵機、20度向かってくる!」
対空機銃対応。
寺澤「とりかじ、いっぱーい」
—
各部被害甚大!
- 有馬:集中砲火を浴びている、このままでは船が持たない。
敵機左40度、からの弾。
機関室、浸水。
三番機銃、破損。甲看板火災発生(消えず!
右先方、スコール。
寺澤「スコールに突っ込む!!」
レイテ沖海戦後
【雪風】ロケット弾が直撃したが……?
- 早瀬:ロケット弾、信管は生きているはず。
- 佐々木:いつ爆発するか分からない。
早瀬が、取り出す準備。
井上が代わりに志願。寺澤「総員前甲板に移動」指示。
寺澤「井上。無理はするな、気をつけていけ」
無事に、水中からとってきて、
早瀬が爆弾を処理。
早瀬「ミッドウェーで深川を助けたかいがあったな!」
井上「はい!ありがとうございます!」
【雪風】これが武士道。
排水作業へ。
「敵だああ!!」
機銃が撃つが、寺澤が止める。
寺澤「やめろ!相手は丸腰だ。恥ずかしいマネはするな!」
ボートでさまよう敵軍に、敬礼!
「なんで撃たないんですか?」
早瀬「武士道だ」
【寺澤/早瀬】ならば生き抜くしかありません
【艦長室】寺澤/早瀬
- 早瀬:排水作業は時間がまだかかりそう。各課から応援をつけようかと。
- 寺澤:今日は助かった、先任伍長のおかげ。味方の動きにもう少し気を使うべきだった。
早瀬「先陣をきっている我々が他の船を確認するのは無理でした。それに、あの位置で反転すれば、魚雷の一斉攻撃を浴びたでしょう。見事な総監でした」
寺澤「いや、こいつらに笑われる」
早瀬「江田島の兵学校のお仲間ですか?」
寺澤「ああ、残っているのはもう私だけだ」
早瀬「…………」
寺澤「レイテで、零戦が飛んで行ったな」
早瀬「はい」
寺澤「あれは特別攻撃隊。……特攻だ」
早瀬「特攻……?」
寺澤「250キロ爆弾を抱え、命と引き換えに、敵艦に突っ込む」
早瀬「…………」
寺澤「どんな戦いであろうと、九死に一生はあっても十死零生という戦法はない。統帥の正道に反し、伝統に反し、そして人間性に反す」
早瀬「戦そのものがすでに人間性に反しています。開戦して3年、ここまできてもやめるわけにはいかないんでしょうか?」
寺澤「……一度初めてしまったら、止まらないのが戦だ」
早瀬「ならば生き抜くしかありません。生きて帰り、生きて帰す。艦長、守らねばないもののために、我々は生きなければなりません」
寺澤「そうだな、先任の言うとおりだ」
●寺澤の三角定規
早瀬「戦闘の時にお持ちになってる、三角定規ですが、あれはどうやって使ってるんですか?」
寺澤「あれか。ようするに、突っ込んでくる敵機との距離は目視でほぼ確認できるから、爆弾投下時の角度を測れば、高度が出る。そこから相手のスピードを250ノットとして、爆弾の放物線を予測し、落下地点が分かるわけだ」
早瀬「はあ」
寺澤「まあ小回りのきく駆逐艦だから爆弾がかわせる、といってもだいたい勘だ」
早瀬「そうですか、勘…ですか」
●早瀬の家族
- 早瀬:母と歳の離れた妹。妹が可愛くてしょうがない。
●寺澤の家族
- 寺澤:娘は4歳。
早瀬「10年後、20年後、艦長の娘さんが大人になる頃には、日本はどんな国になってるんでしょうね」
寺澤「普通が良いな」
早瀬「え?」
寺澤「家族が当たり前に、夕餉を囲んで、子供たちもいずれ家庭を持ち、生まれてきた孫の顔を拝んで、みなで喜ぶ。……そんな普通の国になっていてほしいものだ」
早瀬「はい!」
【雪風】みんなで羊羹タイム!
【水雷部屋】
- 早瀬:無線機が復旧。あと1時間ほどで大和に追いつける。
みんなで羊羹。
(排水作業後に支給された)
【雪風】空襲対応
戦闘準備。
寺澤「対空戦闘、用意!」
「敵機!右45度!」
~~~
寺澤「面舵、いっぱーい!」
有馬「聞えません!!舵の方向、蹴ってください」
寺澤、有馬の右肩を蹴る。
【雪風】早瀬の最期
【左甲板】早瀬、井上
早瀬、「井上の左腕の傷」を確認。
その時、空から攻撃を受け、
早瀬は井上を突き飛ばし被弾!!
ほか乗組員集結。
寺澤、早瀬の手ぬぐいを拾う。
弔いのラッパ!
別れ!
そして「早瀬の遺体」を海へ。水葬。
佐々木「いったなあ」
井上「…………水雷長。……先任は、先任は多分泳ぎが得意ではありません」
【早瀬……死亡】
《損害報告》捷一号作戦(レイテ沖海戦)
【作戦課】古庄、西野、足立、岡田
- 西野:捷一号作戦:レイテでの損害
- 戦艦『武蔵』『山城』『扶桑』3隻
- 重巡『愛宕』『摩耶』『鳥海』『最上』など6隻
- 軽巡『能代』『阿武隈』など4隻
- 駆逐艦『早霜』『野分』など11隻
- ほか『瑞鶴』『千代田』ら小沢艦隊の空母が4隻
⇒潜水艦を含め30隻。
古庄「雪風は?」
西野「戻ってきました」
古庄「あれほど戦に反対していた男が、そのアメリカと戦って負けていない。皮肉なものだ」
来週から「連合艦隊司令部」に戻る。
呉海軍基地②:早瀬の死後
「わずかに残った栗田艦隊は、ハルゼーの機動部隊と戦うこともなく、フィリピンから撤退。雪風は大きな傷を負いながらもこの過酷な戦いをまた生き延びた」
【部屋】寺澤
- 寺澤:早瀬妹に「早瀬戦死の手紙」。
【部屋】サチ
- サチ:早瀬の遺品、寺澤からの手紙。
1945年3月:東京
「昭和20年に入ると、米軍による空襲は激しさを増し、それは東京をはじめ、日本全土に及んだ」
【古庄】第二艦隊司令部へ。
【司令部】
大和の第二艦隊司令部には、明日朝出発。
古庄「いや、大変なのはいつだって、最前線だ」
1945年4月1日 :(連合軍)沖縄本島への上陸
「4月1日。米軍は16隻の空母と、2000機の攻撃機を持って、沖縄上陸作戦を開始。連合艦隊は戦艦大和をはじめ、朝霜、磯風、雪風らに海上特攻を命じた」
《作戦会議》天一号作戦
第二水雷戦隊 作戦会議
古庄「天1号作戦。沖縄にある、敵部隊に対し、4月8日黎明を期して総攻撃を決行し、これを撃滅する。特別攻撃のため、燃料は……片道分とす。……これは、連合艦隊、最後の作戦である。各員奮戦し、帝国海軍の本領を発揮してもらいたい」
- 杉浦:命を惜しむわけではないが、戦果の期待できない自殺作戦には反対。
- 渡辺:駆逐艦1隻といえども、貴重。今後も有効な働きが期待できるはず。
神宮寺「この中に、死を怖れてる者など誰一人としていない。だが我々がここで捨て石となったなら、国は誰が守るのか!国民は誰が守るのか!目的を見失って死を受け入れることは到底できない!」
小野寺「一つよろしいか。連合艦隊最後の作戦と言われるなら、なぜ司令長官も参謀長官も、この特攻出撃の陣頭指揮を執らんのですか?!どうして、日吉の防空壕から出てこんのですか?!」
~~~
寺澤「今回の戦いもまた、これまで以上に厳しい者となるでしょう。海に投げ出される乗員も多く出るはずです。我々は、いつものようにそれを助け、戻ってこなければなりません。そしてまた戦いに出る。それが我々に課された任務です。ですから、燃料は片道ではなく、通常通り必要です。……古庄さん、お願いします」
1945年4月6日:電報
【部屋】草鹿、伊藤、
- 草鹿:帝国海軍部隊は、陸軍と協力。空海陸の全力をあげて沖縄島周辺の敵艦隊の総攻撃を決行。皇国の荒廃はこの一挙に在り。
- 伊藤:「米軍沖縄上陸に対する航空特攻に呼応する作戦」と理解。米機動部隊の真っただ中に、護衛機無しは沖縄に決してたどり着けないことは明白!!
伊藤「そのような作戦に、何の意味があるのか?成功の算なき無謀としか言えない作戦と知ったうえで、7000の部下を犬死にさせるわけにはいかない!」
草鹿「………………大和には、1億総特攻の先駆けとなっていただきたいのです」
伊藤「…………作戦の成否はどうでもいい。死んでくれというのだな?」
草鹿「………………」
伊藤「…………そうか。それなら分かった。了解した。……ただし、もし途中にて非常なる損害を被り、もはや前進不可能という場合には、判断は私に任せてもらうがそれでよいか?」
草鹿「(うなずく)」
草鹿、伊藤に頭を下げ。
- 伊藤:頭をあげろ。江田島がなつかしいな。
- 草鹿:はい!お世話になりました!
《出撃準備》坊ノ岬沖海戦
【伊藤/有賀】若い力が必ず必要になる。
【-】伊藤、有賀
- 伊藤:
- 出撃前に、病人ケガ人は全て退艦させるよう。
- 少尉候補生77名(江田島を出たばかり)を全員、花月に移す。
- 足の遅い『榧』『槇』『花月』は豊後水道手前で、呉に帰す。
伊藤「この国の未来には、必ず若い力が必要になる」
有賀「はい」
《作戦会議》第二艦隊司令部
伊藤「帝国海軍部隊は、全力をあげて沖縄周辺の敵艦隊に関する総攻撃を決行せんとす!余力あれば、丘に乗り上げ砲台となって、全弾撃ち尽くすまで陸上戦闘に協力をする!さらに、命あれば上陸をし、敵陣に斬りこむ!」
【伊藤/寺澤】幸運艦、雪風
【廊下】伊藤、寺澤
伊藤「どの船だ?」
寺澤「雪風。艦長、寺澤です」
伊藤「おお、幸運艦か。…………よろしく頼む」
寺澤「はい。お供します」
【雪風】指示「いつも通りで」
●最後の郵便になりますが?
寺澤「いや、何もない。手紙などは戻ってからゆっくり出せばいい、と皆にも伝えてくれ」
●『江田島兵学校の写真』を見て
寺島「まだおまえたちのところへは行けないな」
1945年4月7日:坊ノ岬沖海戦
【雪風】対空戦闘
「昨日、急遽燃料が追加となり、各艦とも腹いっぱいです」
中川「これで思う存分戦えます」
寺澤「ああ」
朝霜「艦隊司令部。こちら朝霜、ワレ帰還。故障につき、一時隊列から離脱する。修理完了後、本隊に続く」
艦隊司令部「朝霜!こちら艦隊司令部。鹿児島に寄港せよ」
朝霜「了解」
- (電探):右30度、反応あり!
寺澤「対空戦闘用意」
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寺澤「艦長より達する。これが連合艦隊、最後の戦いになる。気負うことはない、力を尽くして戦え。いつも通りの雪風だ。……早瀬が見てるぞ!」
一同「「「おお!!」」」~~~
寺澤「対空戦闘!」
機銃対応。
敵機、右前方!
寺澤「面舵いっぱーい!急げ!」
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「もどーせー取舵いっぱーい」
敵機、引き上げ。
- 寺澤:時間を置かず第二波がくる。今のうちに飯を!
- 中川:朝霜は無事に鹿児島に戻っただろうか?
寺澤「いや、小野寺司令と杉浦艦長なら戻ることはない。たとえ3ノットしか出せなくても必ずこっちに向かう」
中川「しかし、それでは敵機の格好の的になります」
寺澤「ああ、もう海には浮いてないだろう」
敵編隊、左15度!
寺澤「対空戦闘!」
機銃対応。
敵機、右30度!
機銃対応。
【大和】本作戦ヲ中止ス
【大和】傾斜!
「後部左右両甲板、被弾!左舷機関室、浸水!」
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有賀「傾斜復元!急げ!」
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伊藤「…………全艦に至急電!本作戦を中止す、ただちに帰投せよ」
有賀「…………長官」
伊藤「……もう……十分だろう」
総員退艦用意!
伊藤「艦長。……世話になった」
有賀「いえ、長官とご一緒できて光栄でした」
【雪風】大和の最期。
「艦長。伊藤長官より入電。本作戦を中止す、全艦ただちに帰投すべし!」
大和、大爆発沈没。
敬礼。救出へ。
【雪風】我々の役目は一人でも多くの命を救うことです
上官「敵の潜水艦はまだいるはずだ。早くここから離れるべきではないか?」
寺澤「いいえ」
上官「なに?」
寺澤「今、我々の役目は一人でも多くの命を救うことです。雪風はずっとそうしてきました」
上官「上官の命令に逆らうというのか?」
寺澤「艦長は私です。この船の上では私に従っていただきます」
「連合艦隊司令長官より入電。作戦を中止する。ただちに帰投すべし」
寺澤、デッキに出て
寺澤「強くひけ!一人残らず引き上げるぞ!」
玉音放送
- 太平洋戦争、終結。
1946年12月:復員船「雪風」
【雪風】終戦後のはたらき。
子供出産に喜ぶ船。
井上「戦争に負けても子供はちゃんと生まれてきますね」
池内「産婆さんがのっててくれて助かりました。それにしても新しい命が生まれてくるって、なんでこんなに嬉しいもんなんですかね」
寺澤「そうだな」
池内「アジアもあって、終戦から1年半。もうすぐ航海も終わりです。艦長、これで雪風は賠償艦として連合国に引き渡されるんですね」
- 池内:夜明けには佐世保に着く。やっと道後温泉ですね!お休みになってください。
【寺澤】江田島兵学校の同期:写真その3
【艦長室】寺澤
寺澤『写真』を見て
寺澤「これで戦は終わりだ」
1970年:大阪万博
「あれから25年。これが今の日本です。艦長、ご報告があります。雪風が沈みました。戦争が終わり、復員船、賠償艦として20年働き続け、こうして日本が復興した姿を見届けて、台風の目に消えていきました。艦長、先任伍長。この中にもう雪風を知る人はいないでしょう。いえ、いいんです。あの日、普通に生きてきた数多くの人々が、命を奪われ、家族や仲間や恋人のために、進んで自らの未来を閉ざした無数の若者たちがいた。そんな時代があった、そのことさえ忘れなければ、この国は大丈夫です。日本は大丈夫です」
10年後……
- 多賀子(自衛官/寺澤の娘):「小学生男児、猫のみーちゃん」を救助。
主題歌
Uru 「手紙」
名言・名セリフ!
まとめ
『雪風』ありがとう、そしておつかれさまでした。
幸運艦と呼ばれるのは、ただの運の良さでもなんでもなく
『雪風』を支えてきた乗組員たちの行動の結果なのだと!
戦争作品だが、戦闘シーンはかなりあっさり。
早瀬先任伍長の死が、無音さっぱり。
救助に重きを置いている+レーディングG(全年齢)なので、まったく生々しくない。
普段「戦争作品=グロ怖い悲惨」で見れないような人でも見れる!(と思う)
全年齢……つまり
特に「12歳未満の子にオススメ!!」ということもかもしれない?!(?)
すきなところ
- 魚雷×1、魚雷×2を回避するところ。
- 寺澤艦長と早瀬先任伍長の「三角定規の使い方」
- 草鹿、伊藤の会話。
草鹿「………………大和には、1億総特攻の先駆けとなっていただきたいのです」
重い内容だが、心にぐっときてしまうシーン。
伊藤「…………作戦の成否はどうでもいい。死んでくれというのだな?」
映像を通して『雪風』の一生を見ることができるので、理解度が深まります!
「名前は知っているけど、どんな活動をしていたのか知らない?_?」者にとっては、
ざっくりと知ることができる作品。
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