| 艦これ | |
| 1~12(このページ) | 劇場版/いつかあの海で |
第1話「初めまして!司令官!」
吹雪
「これが戦い……」
「足手まといにならないようにしなきゃ」
「すごい、なんてかっこいいんだろう」
「赤城先輩、私もあんな風に戦えたら」
「私、決めた。私、がんばる。強くなって、いつか、いつか赤城先輩の艦隊の護衛艦になる!一緒に戦う!」
川内
「夜じゃないのに!」
「夜になったら見てなさいよ!」
神通
「砲雷撃戦、はじめ。川内ねえさん」
「おちついて。もう一度、陣形を組みなおしましょう。単縦陣に」
那珂
「那珂ちゃんでた! 一番の見せ場! いっけえ~」
「アイドルはへこたれない!
赤城
「いつか一緒の艦隊で戦いましょう」
「第三水雷戦隊ご苦労様でした、下がってください。ここからは第一航空戦隊が参ります!」
長門
「提督の意思はすでに確認済みだ。第四艦隊には帰還命令、同時にこれより勢地攻略用の艦隊を編成する!撃って出るぞ!」
「布陣は、一航戦赤城たちを主力とした第一機動部隊が敵棲地を強襲。第二支援艦隊はこれを援護。第三水雷戦隊は、これらの主力の前衛として警戒にあたる。いいな。本作戦の目標は深海棲艦の脅威を排除し、この鎮守府正面海域からの海上護衛航路を回復することにある。各自、心して作戦にかかってほしい。慢心は禁物だ」
「では、第三水雷戦隊、主力に成功して瞬発!暁の水平線に勝利を刻むのだ!」
大淀
「第四艦隊。翔鶴より入電、敵棲地を発見。繰り返します、敵棲地を発見」
「主力の第一機動部隊、第二支援艦隊、第三水雷戦隊。稼働全艦隊の出撃準備、完了しました」
「第三水雷戦隊および第二支援艦隊、交戦中。主力第一艦隊、あと5分で敵射程に入ります」
第2話 「悖らず、恥じず、憾まず!」
吹雪
「はい! 少しでもみんなに追いついて迷惑かけないようにしなきゃいけませんから!」
「よーし、がんばるぞ~!目指せ、MVP!……あたたた」
「お手本のために、赤城先輩を見に行くというのはどうだろうか!」
「私もあんな風にみんなを守れたら、素敵なのになあって」
「赤城先輩って、やっぱり素敵だなって思って」
「吹雪、いきます!」
「できる! 信じなきゃ!」
睦月
「睦月もね、最初は失敗したり怖かったこともあったんだよ。だから、吹雪ちゃんもきっと練習すれば上手くなるはずだよ」
「軽巡の先輩なので黙っていましたが、もう我慢できません!このままじゃ、吹雪ちゃんが轟沈しちゃいます!」
「次の出撃も、この6隻で出撃しよう」
夕立
「嘘言ってもしょうがないっぽい~」
「夕立も手伝うっぽい~」
川内
「特型駆逐艦!特訓だよ!」
「しっかし上手くならないね~こんなに練習してるのに。……でも、感心したよ、見事な水雷魂だ」
「水雷戦隊に必要な心意気みたいなもんだよ、『悖らず、恥じず、憾まず』」
「本当に根性だけはあるんだよなあ」
「絶対できるようになるって」
「身のこなしも砲撃も、まだまだ実戦レベルとは言えません。……ですが」
神通
「ちょうどよかった、今起きたところね?……少し、練習してみない?」
「基本は夾叉よ。それができれば必ず当たる」
「第三水雷戦隊の旗艦として、艦隊にいてほしいです。あのような心がきちんとしている子には」
「吹雪ちゃん、みんなで協力します。がんばりましょう」
「ですが、彼女にはそれを補ってあまりある水雷魂があります。直すべきところを教え、進むべき道を示し、経験を重ねていけば彼女は飛躍的に成長するでしょう」
那珂
「そんなんじゃ、ダメだよぉ~アイドルはスマイル!ニカッ」
「アイドルはパワー!アイドルはキュート!」
「だって艦娘にとって一番大切なのは、いかにアイドルになれるかだよ。並居る無数の艦娘の中で、いかに目立ち!いかに羽ばたき!いかにセンターを奪うか!それが旗艦の、そして秘書官になれるための一番必要なことなんだよ!」
「同じ艦隊に入ったんだから、メンバーは欠けることなく、最後まで一緒に居たいもん」
「アイドルに一番大切なのは、根性だよ!」
足柄
「っぽい、っぽい、うるさいと20センチ砲でポイしちゃうわよ~」
長門
「特型駆逐艦は、これからの戦いに必ず必要となる艦隊型駆逐艦。提督が期待されるのもわかる。ただ……」
「6両の編成で、このまま出撃準備に入れ。今度の作戦はおまえたちにかかっている!」
第3話 「W島攻略作戦!」
吹雪
「作戦説明って、初めてだから、ちょっと緊張してるでごじゃる」
「睦月ちゃんのおかげだよ」
「そんなことないよ。睦月ちゃんがいてくれたから、私、頑張れたんだもん」
「もちろん夕立ちゃんも、本当に感謝してるから」
「ありがとう、睦月ちゃん。大好きだよ」
「赤城先輩!私、先輩のこと尊敬してます!いつか、同じ艦隊で戦いたいです!」
「自分を信じて、お願い!当たってください!」
睦月
「そんなことないよ! 大丈夫、きっとできる!吹雪ちゃん、あんな一生懸命特訓したんだもん。……私は信じてる、自信を持って。吹雪ちゃんなら絶対大丈夫だよ」
「私はただ、昔、如月ちゃんに同じように『信じてる』って言ってもらって、すごく元気になれたから」
「何にもしないうちに、先輩たちが片づけてくれたけど、私、小破しちゃったの。そしたら、如月ちゃんがつきっきりで面倒みてくれて、励ましてくれて、すごく感謝してるの」
「私は!如月ちゃんだったらこうするかもって、そう思っただけだから」
「私も大好き!」
「私、夕立ちゃんのこと大好き!」
「この作戦が終わったら、話したいことがあるんだ」
「待っててね。如月ちゃん」
「岬!一番最初に、如月ちゃんたちをお迎えしたいの! それで言うんだ。大好きです、ありがとうって。きっと如月ちゃん、最初は驚くよね。でもきっとその後、すっごく照れて笑ってくれるはず」
夕立
「むぅ。夕立、邪魔っぽい」
「とってつけたっぽい」「うそっぽい~」
川内
「やったー!待ちに待った夜戦だ!」
如月
「わかったわ、約束ね」
「如月のこと……忘れないで、ね」
神通
「全艦、対空戦闘よーい!」
「撃ち方はじめ!」
那珂
「那珂ちゃんは、みんなのものなんだから、そんなに攻撃しちゃダメなんだよー」
夕張
「砲雷撃戦よーい!」
「みんな、ここで食い止めるから……てぇー!」
電
「夜戦だと聞いたのです。だからこれ、吹雪さんに食べてほしいのです」
暁
「目に良いっていうでしょう。これで夜戦もバッチリなんだから!」
愛宕
「ぱんぱかぱーん! これよかったらもらって」
高雄
「敵の砲弾が当たらないおまじないです。……実は、中に愛宕ちゃんの……」
「私たちからも無事を祈らせてください」
利根
「吾輩からじゃ。悔いのないよう、思う存分食べておけ~武運長久を祈るぞ!」
北上
「まあ、いまさらジタバタしてもしょうがないし、気楽にやれば~」
大井
「いいこと、北上さんが私との時間を割いてまで教えたんだから、一発くらい当てて帰りなさいよね」
赤城
「正射必中、という言葉があります。正しい姿勢で射れば自ずと矢は当たる、というほどの意味ですけど。私は、キチンと訓練すれば結果は必ずついてくる、そういう意味だと思っています」
「自分で十分に訓練したと思えるなら、ただ任せてみて。身体がきっと覚えているから」
「誰も恩返しなんて望んでいません。だから、ただ言えばいいのです。ありがとうって。思っていることを素直に」
「私たち艦娘は存在した瞬間から、戦うことを運命付けられています。反抗作戦が開始されれば、戦闘は激化するでしょう。今、この鎮守府にいる艦娘たちもどれだけが無事でいられるか。でも、それでも私は艦娘でよかったと思います。大切な人たちを守ることができる、大好きな仲間と一緒に戦えるのだから。鋼の艤装は戦うために、高鳴る血潮は守るために、秘めた心は愛するために。ありがとう、大好き、素敵、嬉しい、大切なひとへの大切な気持ちを伝えることを躊躇わないで。明日、会えなくなるかもしれない私たちだから」
「ありがとう、待っていますね」
長門
「先日の敵棲地発見と殲滅により、近在の深海棲艦の拠点が一掃されたことは、皆も承知のことと思う」
「これにより、近々大規模反抗作戦が発令される見通しとなった。……本作戦は、その試金石ともなる作戦である。目標はここ、W島だ。この島を守備している敵水雷戦隊を夜戦による奇襲で殲滅してもらいたい」
「基本の作戦は第三水雷戦隊が囮となり、敵を引き付けて転身。第四水雷戦隊が展開する海域まで誘導し、二隊で挟撃する。W島を攻略できれば、哨戒線を押し上げ、さらなる作戦展開が可能となる。覚悟はいいか!」
「W島攻略作戦を発動する!第三、第四水雷戦隊、出撃せよ!」
第4話 「私たちの出番ネ!Follow me!」
吹雪
「まさか金剛さんがあんな人だなんて思わなかった」
「この2人なら、なんか普通かも」
「そうか、そうなんだ……」
睦月
「だって帰ってきた時、誰もいなかったらさびしいでしょ。じゃあ私もう寝るね」
「吹雪ちゃん、痛いよ。はなして、もうやめて。痛い、すごく、胸が痛いんだよ。…………痛いんだ~~」
島風
「むぅ。わたし、ぜかましじゃなーい」
「みんな、遅ーい」
金剛
「金剛型1番艦!英国で生まれた帰国子女、金剛デース!」
「まったく、頼りになる妹たちデース!」
「へーい!ぶっきー、ぜかまし!」
「心配しなくても、私たちがついてるのでノープロブレムです!」
「たとえば、クローズドの部屋に閉じこもって出てこない人がいるとします。でも、部屋の外でシング&ダンスされたら気になりますね。そして、ドアが開いたその瞬間、棒をねじ込んでドアをオープン!外に引きづり出します!つまり、テコの原理こそ最強デース!」
「貴族が手袋を投げるように、アイドルはマイクを投げて決闘を申し込むのデス!」
「大丈夫、ちゃんとわかりますよ」
比叡
「同じく、2番艦!恋も戦いも負けません!比叡です!」
「ひえええ~~」
「違うの。身体が勝手に動いてね」
榛名
「同じく、3番艦!榛名、全力で参ります!」
「ええ、お姉さまたちであれば何も問題ありません」
「霧島の計算が外れるなんて。榛名、いざ出撃します!」
「お姉さま方や、霧島と違い、非才な榛名にはこれが精いっぱい。ですが、これならきっと島風ちゃんも」
霧島
「同じく、4番艦!艦隊の頭脳、霧島!」
「見つけるのが難しい以上、島風さんのほうから出てきてもらう。さすがは金剛お姉さま、見事な発想の転換です!」
「ここは金剛型4姉妹の頭脳と言われた私に任せてちょうだい!」
長門
「そんなことをするための高速戦艦ではないだろうに」
「そうだ。高速戦艦の機動力をもって敵艦隊を撃滅する」
陸奥
「ほら、緊張するだけ無駄でしょう。これでも一航戦に並ぶエースなんだけどね」
第5話 「五航戦の子なんかと一緒にしないで!」
吹雪
「そうだよね、がんばらなきゃ!」
「金剛さんが……よかった、良かったよお」
「そうだよ、きっと何か意味があるんだ! 周りを羨ましがって落ち込んでる場合じゃない。頑張らなきゃ!」
「私、わたしやっぱりこの艦隊で頑張りたいです!始まる前に諦めるなんて、やっぱりイヤです!」
「待ってください。敵の戦力に関わらず、艦隊として規律をもって戦うことが大切だって、いつも演習で教わってきませんでしたか?」
「瑞鶴さんと加賀さんは、まず索敵を」
「だからこそ、ちゃんとした方がいいと思うんです!」
「大井さんと北上さんは、左舷雷撃戦の用意を」
「私が行きます!私が引きつけますから、みんなで攻撃を」
加賀
「いいえ、私はただ五航戦の子なんかと一緒になりたくないと言っただけ」
「嘘はつきたくないから」
瑞鶴
「うそ?!つまり一航戦のが上だから、五航戦の私とは一緒になりたくないってこと?!」
「よろしくお願いします、随伴艦さん」
「どうしたって分かり合えない関係っていうのは存在するの。そんな者同士が近くに居ても、互いにつらいだけでしょう
大井
「運命、です!何があっても二人は離れられない運命なのよー」
「言っときますけど、私と北上さんが同じ部屋でなかった場合、61cm4連装魚雷が黙ってませんけど、いいですか?」
川内
「なんか、しまらないなあ。神通は真面目すぎるんだよね、那珂!」
神通
「別々の艦隊になっても、この第三水雷戦隊で培った水雷魂はずっと持ち続けていきましょう」
那珂
「えっと、じゃあ、みんなー!新たな艦隊に行っても、水雷魂で頑張っていくぞー!!」
翔鶴
「加賀さんは一航戦の正規空母。私たちよりも艦隊にとって重要で、力も上なのですよ」
「いい?この前の戦いで、私たちが活躍できたのも全て随伴艦の皆さまが頑張ってくれたおかげなのよ」
赤城
「この前開始された反抗作戦の正式な名前よ。南方に確認されている2つの巨大な深艦棲艦の棲地。その2つの棲地をつなぐ海路を分断、無力化する。そうすれば謎に包まれている深艦棲艦がどこから現れ、何を目的としているか分かるかもしれないって、そう言われているんです。ただ、作戦を成功させるためには、私たちも練度を高め、あらゆる状況に対応する力を身につけなければならない。……あくまで推測ですけど、提督が何の意図もなく、艦隊を編成することはないと思うんです。何か意味があるのよ」
長門
「第五遊撃部隊はただちに出撃し、これをすみやかに駆逐せよ!」
第6話 「第六駆逐隊、カレー洋作戦!」
暁
「それが暁たち、第六駆逐隊のお仕事なんだから」
「遠征任務は別にいいのよ、でもねえ。やっぱりあれだけはないわ。あんなの絶対、レディらしくないもの」
「そうよ、レディならもっと優雅でエレファントじゃないといけないの!」
「お料理といえば、レディのたちなみっ!嗜み……」
「つまり、優勝してお料理チャンピオンになるのがレディへの近道なのよ」
「それじゃあ、高速クッキング、開始!」
「だいたい、雷はいつもでしゃばりなのよ。暁のほうがお姉さんなんだからね!」
「そうね、みんなで一人前のレディを目指すんだもんね!」
「そんなの、言えるわけないじゃない!」
「自分たちの力で勝つわよ!」
響
「ボーキサイトなら大量」
「海上勤務の多い艦娘たちが、曜日感覚を無くさないようにでしょう」
「少し落ち着こう」
「第六みんなで優勝するんだろう」
「不死鳥のように、立ち上がるまで」
雷
「まーた暁のレディが始まったわね」
「チャンピオン?チャンピオン、1番、つまり、旗艦!!」
「そのお姉ちゃんが頼りないから、私が頑張ってるんじゃない」
「そうよね、一度や二度の失敗で諦めちゃ、遠征任務なんてできないもの」
電
「暁ちゃん、それを言うならエレガントだと思うのです」
「二人とも悪くないのです、へんなこと思いついちゃった電が悪いのです」
「幻のボーキサイトは、もういいのです」
高雄
「いわば艦娘にとって、カレーとは日々の道しるべが如き崇高な料理。この大会の優勝者には、そのレシピを1年間採用されるという名誉が与えられるわ」
「つまり、優勝者こそが鎮守府お料理ナンバー1といって差し上げますわ」
金剛
「イエース!私のスペシャルに、ホットな英国式スパイシーカリーで、優勝狙います!そしてこれから1年、私のカリーを提督に味わってもらうのデース!」
「おもしろいね、足柄。さすがは英国で飢えたウルフと言われただけはありマース」
足柄
「ちょっとやそっとの辛さで、私のワイルドでハードな獄辛カレーに太刀打ちできると思って?優勝は私で決まりよ」
「これまでの知識と経験、そして数えきれない程の試行錯誤を繰り返して生み出された、黄金配合スパイス。私とあなたたちでは、年季が違うのよ!……それになりよりも、背負っているモノの重さが違う!」
夕張
「丈夫で熱伝導率が高い、超高性能鍋を作ってあげる!よぉーし、燃えてきた~」
「みんなが遠征で運んでくれたボーキサイト、たっぷり使っちゃった。ちょっとやそっとじゃ、壊れない、最高のアルミ鍋よ」
間宮
「美味しいカレーの作り方? そうね、愛情という名のスパイスかしら」
長門
「秘書艦となった以上、この鎮守府に己の全てを捧げる覚悟はとうに出来ている」
「それが艦娘としての私の使命だ」
「努力に憾みなかりしか。……詳しくは聞くまい、だが諦めるのか。……それもいいだろう、十分に努力したと胸を張って言えるのならばな」
「不精に亘るなかりしか!おまえたちは十分な努力をした!ならば、あとは最後まで取り組むのみだ!」
陸奥
「あなたはいつもそう、何もかも自分ひとりで抱えて、そして一人で泣くの」
「本当、不器用なんだから」
「よかったわね。これから1年、カレーの日は第六の甘口カレーで。長門ってば、辛いものが本当にダメだものねえ」

